集団ストーカーとは?警察は動いてくれる?巧妙な手口・解決策を解説

「同じ人たちに何度も遭遇する」「複数の人から監視されている気がする」「組織的に嫌がらせを受けている」など、集団ストーカーの被害を疑っていませんか?

集団ストーカーは、一人の加害者による通常のストーカーとは異なり、組織的かつ計画的な嫌がらせが特徴。

加害者の特定や証拠収集が困難になりがちです。

この記事では、集団ストーカーの実態と手口、そして被害を疑った場合の対処法を詳しく解説します。

集団ストーカーは被害者1人での解決が非常に難しい犯罪です。

一人で悩まずに、知識と対策を身に着けて問題解決を目指しましょう。

なお当社には、集団ストーカーの被害を解決した多くの実績があります。
具体的な3つの解決事例を下記の記事にて紹介しておりますので、気になる方はご覧ください。

集団ストーカーとは「複数人が連携して1人をストーカーする」こと

集団ストーカーは、複数の加害者が組織的に連携して、特定の個人にストーカー行為をする犯罪行為です。

まずは、その実態を詳しく見ていきましょう。

>>飛ばして「集団ストーカーの手口」を読みたい方はこちら

加害者が一人ではないので特定されにくい

集団ストーカーの最大の特徴は、複数の加害者が役割分担をして行うことです。

一人の加害者が継続的につきまといを行う通常のストーカーとは異なり、複数の人物が交代でつきまといや監視を行います。

たとえば、駅からの帰り道では人物A、買い物先では人物B、職場周辺では人物C…というように、場所や時間によって異なる人物が現れます。

被害者は「誰が加害者なのかわからない」「どこまでが偶然でどこからが意図的なのかわからない」と混乱させられ、ストーカー行為の立証が難しくなってしまいます

そのため、集団ストーカーにおいて「この人がストーカーだ」と加害者を特定することも非常に難しいです。

統合失調症の被害妄想のケースもよくあるが、実在する

「集団ストーカーによる被害を受けている」と言っても、「統合失調症による被害妄想だろう」と片付けられてしまうケースがしばしばあります。

統合失調症の症状として「実際には存在しない迫害や監視を受けていると感じる被害妄想」があるのは事実です。

しかし、だからといって集団ストーカーの被害がすべて妄想であるとは限りません

実際に、つくば市をはじめとする一部の自治体には集団ストーカー被害に関する陳情書が提出されており、社会問題として認識されているケースも存在します。

引用:つくば市「集合住宅での組織的嫌がらせ行為 (集団ス トーカー犯罪と闇バイト)の解明と予防策を求める陳情」

重要なのは、被害が実在するものか妄想によるものかを客観的に判断することです。

そのためには、証拠の収集や第三者による確認が不可欠となります。

もし集団ストーカーの被害を疑っている場合は、一人で判断せず、信頼できる家族や友人、専門家に相談しましょう。

探偵への相談を検討されている場合は、下記の記事を参考にしてください。

集団ストーカーもれっきとした犯罪行為だが、警察の関与が難しい

集団ストーカーは、ストーカー規制法に定められた犯罪行為です。

ストーカー規制法では、特定の人に対するつきまとい等の行為を禁止しており、加害者が一人であっても複数であっても適用されます。

しかし、以下のような理由から、警察の関与は難しいのが実情です。

  • 動画や音声など、加害者を確認・特定できる証拠が残りづらい
  • 加害者一人ひとりの行為を「集団による加害」と断定するのが難しい
  • そもそも、証拠のない被害は「気のせい」「精神的な症状」と誤認されやすい

このことから言えるのは、集団ストーカーの解決には、何らかの方法で客観的な証拠を収集する必要があること。

ただし、警察ですら加害者を特定するのが難しい集団ストーカー、一般人が証拠を収集するのはほぼ不可能と言えます。

そのため、探偵のような「調査の専門機関」の力を借りるのが最短の、そしてもっとも成功率の高い解決策といえるのです。

>>関連記事:【24時間対応の無料相談窓口】集団ストーカー被害の対策ガイド|探偵が解説

集団ストーカーの主な手口一覧

集団ストーカーの主な手口は、以下のとおり多岐にわたります。

手口を知ることで、被害の早期発見と適切な対処が可能になるでしょう。

代表的な手口をそれぞれ詳しく解説します。

家の中の監視・盗聴

自宅というもっとも安全であるはずの空間が侵される手口が、家の中の監視や盗聴です。

具体的には以下のような方法を用いて、被害者のプライベートな会話や行動を監視します。

  • 盗聴器の設置
  • 隠しカメラの設置
  • Wi-Fiやスマートデバイスへの不正アクセス
  • 不正な合鍵の作成

また、被害者の生活パターンや会話内容を把握することで、より効果のある嫌がらせを計画するケースも少なくありません。

以下のような兆候が見られる場合は、家の中の監視・盗聴を疑ってみましょう。

  • 自分しか知らないはずの情報を、他人が知っているような言動をする
  • 家電製品や設備の故障が異常に多い
  • 家の中での会話内容に連動して、外出先で関連する出来事が起こる
  • 留守中に物の位置が微妙に変わっている、見慣れない物がある
  • Wi-Fiの接続状況が異常に不安定になったり、見知らぬデバイスが接続されたりしている

盗聴器や隠しカメラは電話回線やコンセント、埋め込み式の家電に隠されていることも多く、発見には専門的な機器が必要です。

疑いがある場合は、自分で探すよりも探偵など専門家への調査依頼をおすすめします。

関連記事:集団ストーカーに家の中の行動まで監視されている?自分や家族の身を守る対策

つきまとい・尾行

もっとも基本的な手口が、複数人によるつきまとい・尾行です。

複数人が交代で尾行を行うため、被害者が特定の人物を加害者として認識することが困難になります。

駅のホームで待つ人や電車内で近くに座る人、降車駅で同じ方向に歩く人などが、実は連携してあなたを監視しているかもしれません。

また、被害者の生活圏(自宅、職場、よく行く店舗など)の複数箇所に人員を配置し、移動ルートを監視する組織的な尾行もしばしば行われます。

以下のような兆候が見られる場合は、つきまとい・尾行を疑ってみましょう。

  • 似たような行動をとる人を異なる場所(駅、スーパー、カフェなど)で何度も見かける
  • 電車やバスで隣や近くに座る人が異常に多い気がする
  • 外出するタイミングで必ず誰かが現れる、または同じ方向に歩き出す

「偶然かも」と思いがちですが、複数の状況が重なる場合は集団ストーカーによる組織的な尾行の可能性があります。

車での監視・嫌がらせ

特定の車(同じナンバープレートや車種・色)が頻繁に被害者の周辺に現れたり、ヘッドライトをハイビームにして威圧的に走行したりする行為が見られます。

また、被害者が車で移動する際に、複数の車両で挟み撃ちにするような走行パターンも多いです。

以下のような兆候が見られる場合は、車での監視・嫌がらせを疑ってみてください。

  • 運転中に不自然な追い越しや割り込みをよく受けるようになった
  • 自宅前や職場近くに、毎回違う見知らぬ車が長時間駐車している
  • 車で移動すると、混んでいないのに前後を挟まれる状況が増えた
  • 後続車にハイビームで威圧されたり、クラクションを鳴らされたりすることが増えた

ナンバープレートや車種をメモしておくと、証拠収集に役立ちます。

ノイズキャンペーン(騒音攻撃)

意図的な騒音による嫌がらせも集団ストーカーの代表的な手口です。

被害者の在宅時間に合わせて、近隣から以下のような音を故意に発生させます。

  • 大音量の音楽
  • 工事音
  • 車のエンジン音
  • ドアの開閉音

これらの音は一見すると日常的なものですが、タイミングや頻度が異常なことが特徴です。

ただし、日常的な音であることから、ストーカーや嫌がらせとの区別がつけづらいのが問題点といえます。

ほかにも、指向性スピーカー(特定の位置に音を届ける装置)を使ったノイズキャンペーンの手法もあります。

>>関連記事:指向性スピーカーによる嫌がらせ対策|壁越しに届くモスキート音の仕組みと消す方法

以下のような兆候が見られる場合は、ノイズキャンペーンが疑われるでしょう。

  • 近隣からの騒音が、自分の行動(帰宅時間、就寝時間、在宅中、電話をしているときなど)に合わせて発生する
  • 特定の部屋にいるときだけ、騒音が聞こえてくる
  • 自分だけが騒音を聞いている

騒音の日時や内容を記録しておくことで、パターンの異常性を証明しやすくなります。

ネットやSNSでの監視・誹謗中傷

インターネット上での嫌がらせも現代的な集団ストーカーの手口です。

被害者のSNSアカウントを複数人で監視し、投稿内容に対して組織的に誹謗中傷のコメントを書き込んだり、悪意のある情報拡散をしたりします。

SNSでのストーキングは、加害者が一人で複数アカウントを作成して、複数人に見せかけているケースもあります。

また、被害者の個人情報をネット上に晒したり、虚偽の情報を流布したりすることもあります。

匿名性を利用して複数のアカウントから同時に攻撃を仕掛けるため、被害者は孤立感や絶望感を感じやすいのが特徴です。

以下のような兆候が見られる場合は、ネット・SNSでの監視や誹謗中傷を疑いましょう。

  • SNSでの誹謗中傷コメントや嫌がらせメッセージが急増した
  • 投稿後すぐに、複数のアカウントから同時に批判的なコメントが来る
  • 自分の投稿内容や行動に関する情報が、知らないアカウントに拡散されている

まずはスクリーンショットを保存し、削除される前に証拠を残してください。

ガスライティング(心理的揺さぶり)

被害者の心理状態を不安定にさせる巧妙な手口が「ガスライティング(心理的な揺さぶり)」です。

以下のような「自分の記憶がおかしいのではないか」と被害者に思わせる工作が行われます。

  • 物の位置をわずかに動かす
  • 置いたはずのものをよける
  • 家具や備品の配置を微妙に変える

被害者は自分の認識に不安を抱くようになりますが、周囲に相談しても「気のせいではないか」と言われがちです。

1人で抱え込み、うつなどの精神的な病気を引き起こしてしまうケースも少なくありません。

以下のような兆候が見られる場合は、ガスライティングの疑いがあるかもしれません。

  • 帰宅後、物の位置が微妙に変わっていることが頻繁にある
  • 置いたはずの物がなくなり、後で心当たりのない場所から見つかる
  • 自分の記憶や認識に自信が持てなくなってきた

日常の変化を写真や記録に残せば、客観的な証拠を作ることができます。

視覚的なプレッシャー(アンカリング)

特定の色やシンボル、行動パターンを繰り返し見せることで心理的プレッシャーを与える「アンカリング」という手口です。

具体的には以下のような例があります。

  • 同じ服装の人間を集団で被害者の視界に現れさせる
  • 特定のジェスチャー(帽子を触る、鼻をかくなど)を何度も行う
  • 決まった言葉を複数人が繰り返す

アンカリングにより、被害者は常に監視されている恐怖感を抱いてしまいます。

直接的な被害があるわけではないため、警察などに相談しても取り合ってもらえないケースが多いのが問題点です。

生活妨害

以下のように「日常生活を直接的に妨害する手口」が用いられるケースもあります。

  • 郵便物を抜き取る
  • 不在票を回収して宅配物の配達を遅らせる
  • 電気・水道・ガスなどのライフラインにトラブルを仕掛ける

また、被害者が利用する店舗やサービスに、被害者の名をかたった嘘のクレームを入れて利用しづらくするような間接的な嫌がらせも少なくありません。

郵便物の抜き取りや水道管の損傷などは明確な犯罪行為で、窃盗罪や器物損壊罪として立件できる可能性があります。

以下のような兆候が見られる場合は、集団ストーカーによる意図的な生活妨害が行われているかもしれません。

  • 郵便物の配達が遅れたり、紛失したりすることが増えた
  • 宅配物の不在票が入っていない、または配達されない
  • 家電やライフライン設備(水道、電気、ガスなど)の故障が異常に多い
  • 職場や近所での人間関係が急に悪化した
  • よく利用する店舗やサービスでの対応が急に冷たくなった

異常な頻度で起こる不具合やトラブルは記録しておくことが大切です。

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「集団ストーカーの根本解決は探偵に相談を

集団ストーカーの被害を疑ったとき、解決のためにもっとも重要なのは「客観的な証拠の収集」です。

警察に相談して刑事事件として立件するケース、弁護士に相談して民事訴訟を起こすケース、いずれの場合にも「証拠」が必要になります。

また、「そもそも思い込みではなく集団ストーカーであること」を確認するためにも、加害者の特定が必要です。

しかし、集団ストーカーは組織的で巧妙な手口により、個人で証拠を集めるのが非常に難しいのが難点。

また、間違った方法で証拠収集を試みると、加害者の行動をエスカレートさせてしまうリスクもあります。

そこで推奨されるのが、専門的な技術とノウハウを持つ探偵への相談です。

探偵は「探偵業法」にもとづき、合法的かつ相手にバレずに以下のような調査を行うことができます。

  • 張り込み・尾行によるストーカーの実態調査
  • 近隣住民や職場の人への聞き込み調査
  • 複数の加害者の行動パターン分析
  • 隠しカメラや録音機器による証拠収集
  • インターネット上での誹謗中傷の追跡

探偵による客観的な調査があれば、集団ストーカーの被害が実在するものか、それとも他の要因によるものかを明確に判断することが可能です。

確実な証拠を集めることで、警察への相談や法的措置もスムーズに進められるでしょう。

しかし、当社にご相談いただく方の中にも、「本当に探偵に依頼すべきか」「費用をムダにして終わるのではないか」と不安に思われる方が多くいらっしゃいます。

そこで、以下の記事に「探偵に相談すべきか、そうでないか判断する基準」をまとめておりますので、相談・依頼を迷われている方はご一読ください。

集団ストーカーはなんのため?加害者の目的とは

集団ストーカーを行う加害者の目的はさまざまですが、いずれも被害者に深刻な精神的ダメージを与えることを狙っています。

以下で、加害者の目的をチェックしていきましょう。

被害者を精神的に追い詰めるのが目的のことが多い

集団ストーカーのもっともよくある目的は、被害者を精神的に追い詰めることです。

組織的な監視や嫌がらせにより、被害者に「逃げ場がない」「どこにいても安全ではない」という絶望感を与えることを狙っています。

そして被害者の判断力を低下させ、最終的に職場や社会から孤立させるのを目標としていることが多いです。

また、被害者がうつや統合失調症などの精神的な病気を発症すれば、周囲からは「集団ストーカーは病気による妄想」として扱われやすくなります。

これにより被害の訴えが周りに信じられなくなる、二次的な効果が狙われているケースも少なくありません。

宗教団体が信者をコントロールするために行うことも

一部のケースでは、宗教団体やカルト組織が信者のコントロールや脱会防止のために集団ストーカーを行うことがあります。

組織を離れようとする元信者や、組織に批判的な姿勢を示す人物に対して、集団ストーカーで組織への恐怖心を植え付けるのです。

宗教の自由は憲法で保障されているものの、こうした集団ストーカーの引き金になる可能性があることは知っておきましょう。

主犯格以外は「闇バイト」による雇われであるケースも報告されている

近年増えてきているのが、主犯格以外の加害者が金銭を受け取って参加している「闇バイト」型の集団ストーカーです。

インターネット上で「簡単な監視業務」「調査協力」などの名目で人員を募集し、特定の人物の行動を監視したり、嫌がらせを行ったりするよう指示するケースが増えています。

参加者の多くは集団ストーカーという犯罪に加担しているという自覚がなく、「単なるアルバイト」として参加しています。

しかし、これらの行為は明確な犯罪で、参加者も刑事責任を問われてしまうでしょう。

このような闇バイト型の集団ストーカーは参加者が常に変わるため、加害者の特定が通常よりも困難です。

集団ストーカーに関するよくある質問

集団ストーカーに関するよくある質問と、その回答をまとめました。

集団ストーカーが諦めるときはどんなときですか?

集団ストーカーが諦めやすいタイミングは以下のとおりです。

  • 顔などの証拠を押さえられたとき:法的措置を取られる可能性が高くなると活動を停止することが多い
  • 被害届が受理され、警察が積極的な捜査を開始したとき:刑事責任を問われるリスクが高くなると、加害者グループは解散することが多い

いずれにせよ、集団ストーカー被害を止めるには「証拠集め」が必要になります。

当社のような探偵への相談も検討してみてください。

関連記事:【事例あり】集団ストーカーが諦めるときはいつ?加害者の心理と対策から探る「終わりのタイミング」

集団ストーカーが多い地域があるって本当ですか?

以下のような地域は、集団ストーカーが多い傾向があるといわれています。

  • 人口密度の高い都市部:人の出入りが多く、加害者が紛れやすい
  • 特定の宗教施設や組織の拠点がある地域:宗教団体やカルト組織による組織的な嫌がらせが発生する可能性がある
  • 過去に類似事件が発生した地域:模倣犯や類似の組織による被害が再発する可能性がある

ただし、これはあくまで傾向であり、どの地域でも被害が発生し得ます

「これって集団ストーカー…?」と感じたら、探偵業法に基づく調査が可能な当社までお気軽にご相談ください。

集団ストーカーとは?のまとめ

集団ストーカーは、複数の加害者が組織的に行う深刻な犯罪行為です。

統合失調症の症状による被害妄想のケースもありますが、実際に組織的な嫌がらせが行われている事例も少なからず存在します。

しかし、「本当に集団ストーカーなのか」「気のせいではないか」「誰にも信じてもらえない」と、一人で悩んでいませんか?

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