画像流出はなぜ起こる?原因や確認方法・流出されたときの対処方法を解説

「画像がどこから流出したかわからない」といった経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。

画像流出は、私たちが普段何気なく使っているPCやSNS経由でも起こりうる問題です。

放置すると知らないうちに個人情報を特定され、ストーカー被害や犯罪への悪用を招くことになりかねません。

この記事では、画像流出が起こる原因を列挙して紹介します。

万が一の際に自分の身を守れるよう準備をしましょう。

目次

画像流出はなぜ起こる?よくある原因を解説|日常に潜む不安

画像流出は、主に下記5つの原因によって起こる可能性があります。

それぞれ画像が流出する経緯や、日常に潜む危険性も解説します。

画像流出が「なぜ、誰によってどう発生するのか」をパターンごとに見ていきましょう。

LINEなどSNSのタイムライン・トーク履歴から漏洩

画像流出は、私たちが普段使用するSNSのタイムラインやトーク履歴から起こりうる問題です。

中でも下記のSNSは、状況次第でフォロワー以外のユーザーからも投稿にアクセスされる危険性があります。

  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • TikTok
  • Facebookなど

さらにLINEなどを使った1対1のトーク履歴でも、スクリーンショットやアカウントの乗っ取りによる画像流出のリスクは否定できません。

過去には、業務上の関係者により芸能人とアーティスト間におけるLINEのトーク履歴やスクリーンショットが流出した事例も報道されています。

参考:DIAMOND ONLINE

不特定多数の方々が閲覧できるSNS上では、一目で本人が特定できるような画像の投稿は極力控えましょう

思わぬ相手に画像が流出しないよう、アカウント設定を鍵付き(友人やフォロワー限定公開)にすることも大切です。

メッセージの誤送信

画像流出の中でも意外と多いのが、メッセージの誤送信です。

メールやSNSの送信先を選択する際、似た名前やアイコンを誤ってタップしてしまい、本来見せるつもりのなかった人に画像が流出してしまうケースもあります。

特に複数人とのグループチャットでは、一度誤送信しただけで複数人が画像を閲覧・保存できる状態になってしまいます。

たとえメッセージの取り消しができるアプリでも、相手に画像が保存されたかどうかは確認できません。

一度他人のアカウントへ渡った画像データを完全に削除・回収するのは困難です。

思わぬ被害を防ぐためにも、送り先の間違いやメッセージの誤送信には細心の注意を払いましょう

スマホやPCの紛失・盗難

画像流出は、スマホやPCなど大量の画像・動画データが含まれている端末の紛失や盗難によっても発生します。

紛失した端末にロックがかかっていなかったり、簡単に推測できるパスワードを設定していたりすると、端末内の画像が簡単に閲覧・コピーされてしまいます。

スマホやPCの紛失や盗難を避けるためには、下記の事項に注意することが大切です。

  • 簡単に推測できないパスコードを設定する
  • デバイスの指紋認証を有効にする
  • お酒の席に行くときはPCを極力持たない
  • レストランやカフェでトイレに行くときはスマホやPCを持っていく
  • 電車や新幹線の物置にPCやスマホを置かない
  • デバイスの紛失に備えてエアタグを着ける

またスマホやPCを紛失や盗難から守るためには、空き巣による家への侵入を防ぐ取り組みも必要です。

指紋認証やパスコードだけでなく、デバイスそのものを第三者による犯行・自身による不注意から守る取り組みも忘れないようにしましょう。

サイバー攻撃やコンピュータウイルスによる影響

画像の流出を防ぐためには、サイバー攻撃やコンピュータウイルスにも注意が必要です。

両者の概要をまとめると、下記のとおりとなります。

  • サイバー攻撃:第三者がサービスやシステムに侵入し、情報の窃取・改ざん・破壊を行う不正行為
  • コンピュータウイルス:端末やシステムに侵入し、感染すると悪意あるプログラムを実行して情報漏洩や動作不良を引き起こすウイルス

コンピュータウイルスに感染すると、端末内の画像やクラウド上のデータが外部に漏れる危険性があります。

近年では、SNSやクラウドサービスの脆弱性を狙ったサイバー攻撃も増加しています。

攻撃者はターゲットに対して直接攻撃してくる場合もあれば、規模の大きいサービス全体を狙う場合もあるため、被害を防ぐのは困難です。

第三者による不正アクセス

何者かによってPCやSNSアカウントに不正アクセスされた場合、保存している画像や送受信履歴が全て閲覧・ダウンロードされ画像データが外部へ流出する危険性が高まります。

近年では、同じパスワードを複数のサービスで使い回すことによって起こる「リスト型攻撃」による被害が後を絶ちません。

公共Wi-Fiを経由した通信データの盗聴や、フィッシングサイト(本物そっくりに作られた偽のWebサイト)への情報入力により、画像や個人情報が流出してしまうケースもあります。

不正アクセスによる画像流出を防ぐためにも、複数のサービスで同じログインIDとパスワードを使いまわさないことが大切です。

カフェやショッピングモールにある公共Wi-Fiを使うときは、個人情報や機密情報を含むやり取りは極力控えましょう。

画像流出によって想定されるリスクとは?

万が一画像が流出してしまうと、下記のリスクが高まってしまいます

それぞれのリスクが現実になったとき、どんな危険性があるか知っておきましょう。

顔写真が犯罪に悪用される

画像が流出してしまうと、下記のような犯罪に顔写真が悪用されるリスクが高まります。

  • なりすまし(偽物)アカウントのプロフィール画像への使用
  • 出会い系サイトや掲示板への掲載
  • 詐欺や勧誘目的のチラシや広告への無断使用
  • 本人確認書類における偽造素材

顔写真を含む画像が流出してしまった場合、その後に情報が「誰によって何に使われ続けるか」を把握するのは困難です。

深刻なケースの場合、知らぬ間に犯罪へ加担していたり、金銭的な被害を受けたりする危険性もあります。

裏サイトで個人情報が売買される

画像流出により、裏サイトで個人情報が特定・売買される可能性があります。

裏サイトは通称「ダークウェブ」と呼ばれており、匿名性の高い特殊なネットワーク上で個人情報が違法に取引される危険な場所です。

流出した画像や特定された個人情報は、ダークウェブ上で「商品」として取引されます。

購入者によっては、ストーカー行為や特殊詐欺など直接的な嫌がらせに使ってくる可能性も否定できません。

一度ダークウェブに出回った画像や情報は削除や回収がほぼ不可能で、半永久的に悪用され続けるリスクがあります。

ディープフェイクの素材として使われる

流出した画像データの一部が、ディープフェイクの素材として悪用されるケースもあります。

ディープフェイクとは、AI技術を用いて人物の顔や声を他の映像や音声と合成し、あたかも本人が発言・行動しているかのように見せかける手法です。

ディープフェイクは映画制作やコンテンツの多言語化など、正当な用途でも活用されています。

一方で、悪意ある第三者によって犯罪や詐欺を目的とした動画が作成・公開される被害も後を絶ちません。

特に性的描写や誹謗中傷を含む動画の素材として使われると、知らないうちに名誉毀損レベルの被害に発展する危険性もあります。

個人情報が特定される

たった1枚の流出した画像から、第三者によって下記のような個人情報が特定されるケースも想定されます。

  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号
  • 学歴・職歴
  • 勤務先
  • 家族構成
  • 交友関係
  • 日常の行動範囲
  • 利用している施設や店舗など

流出した個人情報は、ストーカー行為や空き巣などの犯罪に悪用される可能性があります。

個人情報の流出が疑われる出来事があったら、迷わず分析ツールや探偵を使って調査をするのがおすすめです。

画像流出の確認方法について、次で詳しく解説します。

画像流出の確認方法まとめ|パターン別の調査方法をチェック

画像が流出したかを確認する方法は、主に下記3つです。

方法ごとのメリットやデメリットも解説します。

画像が流出してしまった際のシチュエーションを想定しつつ、検討すべきツールや相談先を知っておきましょう。

ネット上での画像流出が疑われるとき|Googleの逆画像検索機能を利用する

インターネット経由での画像流出が疑われる場合、Googleの逆画像検索機能を使って確かめましょう。

Google画像検索ページにある「Google Lens」機能を使うと、下記の手順で画像の流出を確認できます。

  • Google画像検索画面にアクセスする
  • 検索バーの右側にある「画像で検索」ボタン(Google Lensアイコン)をクリックする
  • 検索したい画像をアップロードして「検索」ボタンをクリックする
  • Google Lensによる解析結果を確認する
  • 一致した画像が存在した場合、掲載されているサイトを開いて状況を確認する

しかし、Google LensではGoogle以外での流出を特定するのは難しいです。

不安が残る場合は、他の方法も掛け合わせましょう。

情報漏洩やなりすましの疑いがあるとき|画像解析ツールを活用する

情報漏洩やなりすましアカウントの登場により画像流出が疑われる場合、画像解析ツールでの調査も可能です。

画像の流出調査には、PimEyesというツールがおすすめです。

PimEyesを使うと、インターネット上に掲載された同一または類似画像を検出し、掲載先サイトやURLを確認できます。

AIによる画像解析技術を活用しており、トリミングやサイズ変更など加工された画像も高精度で判別可能です。

検索結果は履歴として保存できるため、継続的な調査や画像流出の手がかり収集にも役立ちます。

参考:Pimeyes公式サイト

過去にはTwiGaTenというX(旧Twitter)特化の画像検索ツールがありましたが、2023年10月2日にサービスが終了しています。

しかし、PimEyesは類似画像の検索には強いものの、低品質画像の分析や個人の投稿画像の検索にはあまり強くありません。

画像流出への不安が拭えない場合は、探偵への依頼も検討しましょう。

画像流出の原因や犯人が特定できないとき|探偵に探してもらう

Googleの逆画像検索機能や類似画像検索ツールでの画像流出調査が難しい場合、探偵の委託がおすすめです。

探偵なら、一般人では入手が難しい情報網や調査手法を用いて画像の掲載元や拡散経路を分析できます。

調査の結果によっては、画像流出の犯人まで特定できる可能性があります。

発見した証拠を法的に有効な形で記録・保存してもらえるため、弁護士を通じた削除依頼や損害賠償請求にも活用可能です。

画像流出の被害が深刻化している場合や、特定の人物から画像・動画の流出に関する脅迫を受けている場合、探偵に調査を依頼するのも良い選択肢です。

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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

画像流出を見つけたときの対処法

画像流出を見つけたときは、下記の対策を講じる必要があります。

画像流出が発覚したときの対応手順を確認し、今後起こりうるトラブルに備えましょう。

サイト管理者へ画像の削除依頼を出す

画像流出を発見したら、まずは掲載されているサイトやSNSの管理者へ画像の削除依頼を出しましょう。

多くのサービスやプラットフォームでは、著作権侵害やプライバシー侵害に基づく画像・情報の削除申請ページが設けられています。

依頼の際は、削除対象となる画像のURLやスクリーンショット、本人であることを証明できる資料の提出が求められるケースが一般的です。

サイトやサービスによっては画像の削除依頼そのものが困難なケースもあるため、下記にて紹介する方法を通じて対処しましょう。

警察に被害届を提出する

画像流出により以下の被害を受けている場合は、警察へ被害届を提出する必要があります。

  • 名誉毀損
  • ストーカー被害
  • 脅迫
  • 金銭の要求
  • 性的画像の拡散(リベンジポルノ)など

上記の被害は、警察から刑事事件として扱われる可能性が高いです。

警察へ届け出る時は捜査が進みやすくなるよう、下記など証拠となる情報を揃えておきましょう。

  • 流出疑いがある画像の元データ
  • 拡散先のサイトURL
  • 加害者とのやり取りの記録など

被害届は、証拠保全(裁判で使う時の証拠をあらかじめ確保しておくこと)にも使える資料となります。

たとえ被害者や流出先サイトの管理者への依頼後に画像が削除されていても、再発防止や犯人の訴訟に備えて警察へ相談しましょう。

探偵事務所へ問い合わせる

画像の流出を見つけ、何からどうやって対応するべきかわからない方は、探偵事務所へ問い合わせましょう。

対処方法がわからず困っているときも、担当者が被害状況や考えられる原因について丁寧にヒアリングしてくれます。

ヒアリング完了後は、情報ネットワークやインターネットの解析ツールを活用して犯人や流出経路を調査してもらえます。

発見された証拠は、日時やキャプチャ画像を含め法的に有効な形で記録・保存してもらうことも可能です。

犯人特定後も、弁護士の紹介や損害賠償の請求に関するフォローを受けられます。

画像流出の問題解決から訴訟までのサポートを受けたい方には、探偵事務所への依頼がおすすめです。

画像流出に関する相談なら「日本総合調査事務所」へ

画像流出の犯人特定や被害調査には、当社「日本総合調査事務所」がおすすめ。

依頼者の安全を最優先に、高性能解析ツールなど最新機材を使った網羅的な調査を行います。

盗聴器や盗撮器、GPSなど物理的な​​端末の発見調査にも対応可能なため「いつどこから画像が流出したかわからない」と悩む方でも安心してご依頼いただけます。

ご相談は完全無料で、電話・メール・LINEいずれの方法でもお問い合わせ可能です。

探偵への依頼を誰にも知られたくない場合「匿名相談」にも対応できます。

「インターネット上に画像が流出していたけどどうしたらいいかわからない」とお困りの方は、まず無料相談でお悩みをお聞かせください。

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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

画像流出や確認方法に関するよくある質問

最後に、画像流出や確認方法に関してよくある質問へ回答します。

GmailやOutlookなどのメールソフトから画像が流出することはある?

結論、第三者による不正アクセスやウイルス感染によりメールアカウントから画像が流出するケースは十分にあり得ます

特にパスワードを使い回していたり、二段階認証を設定していなかったりすると、アカウント乗っ取りのリスクが高まります。

さらにメールでは、誤送信や宛先の選択ミスによる画像流出にも注意が必要です。

画像データの流出だけでなく、保護フィルムを活用して第三者による覗き見や無断での画面撮影も対策しましょう。

AmazonなどECサイトから画像が流出することはある?

Amazonなどの大手ECサイトでは高度にセキュリティ対策されているものの、間違いなく安全とは言い切れません。

システムの脆弱性を突いたサイバー攻撃やアカウント乗っ取りにより、プロフィール画像や個人情報が流出するリスクがあります。

またECサイト経由での出品者やユーザーとのやり取りから画像が流出し、無断転載に繋がるケースもあり得ます。

「画像は誰に見られているかわからない」という意識を徹底し、個人情報の流出に繋がりかねない画像は掲載しないことが大切です。

リベンジポルノを放置するとどんな危険性がある?

リベンジポルノを放置すると、インターネット上での拡散により削除がほぼ不可能な状態になります。

動画や画像があらゆるサイトに掲載されると家族や友人、職場の方々に見つかってしまい、人間関係にも長期的かつ深刻な影響を及ぼしてしまいます。

本人の同意なく性的画像を公開・拡散する行為は、日本において「リベンジポルノ防止法」や名誉毀損罪など刑事罰の対象です。

参考:警視庁公式サイト「第2章 犯罪被害者等のための具体的施策と進捗状況」

リベンジポルノの被害に気づいたり、脅迫を受けたりした場合は、速やかに警察へ相談しましょう。

画像流出の犯人を特定したら訴えることは可能?

画像流出の犯人を特定できた場合、刑事・民事両面から法的措置を取ることが可能です。

刑事事件に該当する場合、内容に応じて画像流出の犯人を告訴できます。

  • 不正アクセス禁止法違反
  • 名誉毀損罪
  • 著作権侵害
  • リベンジポルノ防止法(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)など

民事事件に該当する場合も、内容や影響度合いに応じて損害賠償や慰謝料を請求できる可能性があります。

画像流出の犯人に対して訴訟を起こす際には、流出した画像のコピーや掲載先URLなどの証拠を集めておきましょう。

犯人の特定が困難な場合、探偵事務所へ調査を依頼するのもおすすめです。

画像流出の原因や確認方法まとめ

画像流出は、私たちが日々利用しているSNSのトーク履歴からも起こり得る問題です。

メッセージの誤送信やスマホ・PCの紛失や盗難も、意図せぬ画像の流出に繋がる危険性があります。

画像流出を放置すると、第三者による無断転載や情報の売買につながってしまいます。

最悪の場合、ストーカー被害やフェイク動画の素材として扱われるリスクも否定できません。

画像流出に関する経路や犯人の特定は、日本総合調査事務所へお任せください。

匿名かつ安全な調査に加えて、犯人特定後も必要に応じて訴訟のサポートを実施いたします。

日本総合調査事務所へのご相談は24時間・365日無料です。

電話・メール・LINEいずれかの方法でお気軽にお問い合わせください。

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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。