言いがかりで「ご近所トラブル」に…隣人とのよくあるトラブル例と対処法

「子どもの足音がうるさいと毎日苦情を言われる」「普通の生活音なのに騒音だと決めつけられる」「ゴミ出しの時間で執拗に責められる」など、理不尽な言いがかりによるご近所トラブルに悩んでいませんか。
このようなトラブルは「頭がおかしい隣人」による一方的な主張が原因となっているケースがほとんどです。
被害者側がどんなに配慮して、隣人の言いがかりのとおりに対応しても、めったに解決することはないでしょう。
とはいえ引っ越すわけにもいかず、どう対処すべきか迷っている人も多いはずです。
この記事では、言いがかりによるご近所トラブルのよくある事例と、効果的な対処法を詳しく解説します。
理不尽な状況に一人で立ち向かう必要はありません。
適切な対処法を知って、平穏な生活を取り戻しましょう。
言いがかりによるご近所トラブルのよくある事例
言いがかりによるご近所トラブルには、よくある典型的なパターンがあります。
どれも被害者側には落ち度がないか、あっても軽微なものばかりです。
自分が経験している状況と照らし合わせて、理不尽な言いがかりを受けていないか確認してみてください。
子どもの足音を「わざとドンドンさせている」と言われた
小さな子どもがいる家庭でもっとも多いトラブルが、足音に関する言いがかりです。
子どもは大人のように静かに歩くことができません。
走り回ったり飛び跳ねたりするのは自然な行動でしょう。
しかし、隣人の中には「わざと音を立てて嫌がらせしている」「親がしつけをしていない」などと一方的に決めつけてくる人がいます。
悪質なケースでは、深夜や早朝など子どもが起きていない時間帯に「今ドンドン音がした」と言ってくることも。
これは明らかに事実と異なる「言いがかり」ですが、執拗に続けられることで精神的に追い詰められ、引っ越しせざるを得なくなるケースも多発しているのが現状です。
「騒音がうるさい」と苦情を受けたが、実際は生活音レベルだった
以下のような一般的な生活音を「騒音」として過剰に言いがかりをつけられる事例もよくあります。
- 洗濯機の音
- 掃除機の音
- テレビの音量
- 家族の普通の声での会話
どの家庭でも発生する当たり前の音に対して「うるさくて眠れない」「精神的苦痛を受けている」などと大げさに騒ぎ立てられるのです。
しかし、加害者は「音の大小ではなく質の問題だ」「故意に嫌がらせをしている」などと主張を変えて攻撃を続けてきます。
このような言いがかりにより、被害者は日常生活で極度に音を気にするようになり、家族がストレスを抱える状況に追い込まれてしまいます。
ゴミ出しの時間が1分早いだけで「ルール違反」と責められた
たとえば自治体の規則でゴミ出しが「午前8時まで」となっているのに、午前7時59分に出したことを「ルール違反だ」と責めたり、回収日の前夜に出すことを「一日早い」と執拗に批判したりするケースがあります。
さらに悪質な場合は、ゴミ袋の中身をチェックして「分別が間違っている」と言いがかりをつけてきたり、ゴミ出し場での立ち振る舞いまで監視して文句をつけてきたりします。
隣人の過度な干渉により、ゴミ出しという当たり前の行為が大きなストレス源となってしまうケースが少なくありません。
換気扇からの匂いについて「わざと臭い空気を流している」と言われた
いつもの料理の匂いや、入浴後の換気に対して「わざと臭い空気を送っている」「化学物質で攻撃している」などと言いがかりをつけられる事例もあります。
「毒ガスを流している」といった、明らかに非現実的な言いがかりをつけてくるケースも多いです。
このような言いがかりも、隣人の思い込みや精神的な問題が原因となっていることが多いです。
合理的な解決は難しいでしょう。
「家をのぞかれている」「カメラで撮られている」と言いがかりをつけられた
被害妄想による言いがかりの典型例が、窓から外を見ただけで「監視されている」と言われたり、ベランダに出ただけで「盗撮している」と決めつけられたりするケースです。
防犯目的でカメラを設置していても「プライバシーの侵害だ」と攻撃の対象にされることもあります。
被害者は自分の家にいても常に隣人の目を気にして、窓やカーテンを閉め切った生活を強いられることになってしまいます。
線香やアロマの匂いを「宗教的な嫌がらせ」だと決めつけられた
仏壇の線香やリラックス目的のアロマオイルなど、ごく普通の匂いに対して「宗教的な攻撃を受けている」「呪いをかけられている」などと決めつけられるケースも多いです。
このような言いがかりをつける隣人は、自分の気に入らない匂いをすべて「宗教的な何か」と結びつけて攻撃してきます。
科学的な根拠も事実確認もなく、ただ「気に入らないから宗教的な嫌がらせに違いない」と決めつけているのです。
被害者は普通の生活用品を使うことさえままならなくなり、実質的に日常生活が制限されてしまうでしょう。
「電磁波で攻撃されている」「低周波音を流している」と根拠なく訴えられた
「家電製品から出る電磁波による健康被害を受けている」「低周波音で故意に攻撃されている」などと主張されるケースです。
電子レンジ、Wi-Fiルーター、エアコンなど、生活に欠かせない家電すら使わないよう求められることがあります。
このような言いがかりをつける隣人は、インターネットで得たウソの情報を鵜呑みにして、被害者を攻撃の犯人だと決めつけているのでしょう。
科学的な説明をしても聞き入れてもらえず、対話による解決は困難です。
少し敷地に物がはみ出ただけで「土地の境界線を超えた(不法侵入だ)」と言われた
たとえば駐車場で車のドアが境界線を越えて開いただけで「敷地侵害だ」と訴えたりされるケースがあります。
法律的には確かに境界線の問題は存在します。
ただし例に挙げたような「常識的な範囲での軽微な越境」は、隣人同士の話し合いで解決するのが一般的です。
しかし、言いがかりをつける隣人は、こうしたささいな問題を大げさにして攻撃の材料として利用します。
ひどい場合にはカメラでの監視も加わり、被害者は常に境界線を超えないよう細心の注意を払って生活しなければいけなくなるでしょう。
ドアの開閉音に対して「毎朝うるさくて起こされる」とクレームが入った
玄関ドアやマンションの共用部分のドアを普通に開け閉めしただけで「毎朝うるさくて起こされる」「わざと大きな音を立てている」と言いがかりをつけられるケースも多いです。
通勤や通学で朝の決まった時間に外出することは当然の行動でしょう。
しかし、隣人によっては「毎日同じ時間に音を立てて嫌がらせしている」「もっと静かに開け閉めできるはずだ」などと攻撃してきます。
悪質な場合はドアの開閉音だけでなく、以下のような音にも「騒音」と文句をつけてくることもあります。
- 鍵を回す音
- 靴の音
- エレベーターのボタンを押す音
被害者は外出するたび極度に気を使うようになり、自宅にいても常に隣人の反応を気にして生活せざるを得なくなりかねません。
ブロック塀から庭木が少しはみ出しただけで「枝を全て切れ」と言われた
庭の植木や生垣の枝が、数センチだけ隣地側にはみ出しているだけで「枝を全部切れ」「木を撤去しろ」などと過度な要求をされるケースがあります。
たしかに民法上、隣地に越境した枝については切除を求めることができます。
(竹木の枝の切除及び根の切取り)
第二百三十三条 土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
引用:e-Gov「民法第233条」
しかし、多少はみ出した程度なら話し合いで解決するのが一般的で、いきなり「全て切れ」と要求するのは異常です。
「庭木の管理ができていない」「故意に嫌がらせしている」などと決めつけ、見た目を大きく損なうほどの剪定を要求してくることもあります。
被害者は庭の手入れに過度な労力と費用をかけることになり、ガーデニングの楽しみまで奪われてしまうでしょう。
なぜ「言いがかりによるご近所トラブル」が発生してしまうのか?
言いがかりによるご近所トラブルが発生する主な原因は以下の3つです。
ほとんどのケースで「被害者に大きな問題がない」のが現実です。
3つの原因を詳しく見ていきましょう。
隣人が何らかの精神疾患を持っている
言いがかりによるご近所トラブルのもっとも多い原因は、加害者が精神的な疾患を抱えていることです。
たとえば精神疾患の中でも有名な「双極性障害(双極症・躁うつ病)」は幻覚や被害妄想などの症状が表れることがあり、それが他人への攻撃的な行動を引き出すとされています。
精神疾患が原因のケースでは被害者がどんなに配慮しても、加害者による被害妄想や言いがかりは改善されません。
むしろ、配慮すればするほど「やましいことがあるから謝っている」「攻撃を認めた証拠だ」と曲解される場合もあります。
解決のためには環境を変えたり、加害者に出て行ってもらったりするような、根本的な改善を目指す必要があるでしょう。
過去に何か嫌われる原因となる行動を取っている
「以前、実際に騒音を出してしまったことがある」「ゴミ出しの日付を間違ったことがある」など、ささいな出来事が原因で恨みを買ってしまったケースもあり得るでしょう。
とはいえ被害者が謝罪し行動を改めたとしても、加害者は過去の出来事を理由に攻撃を続けます。
「以前もやったから今回も嫌がらせに違いない」と決めつけ、すべての行動を悪意があるものとして解釈されてしまうためです。
しっかりと話し合いの場を設ければ解決するケースもありますが、加害者やその家族の性格によっては難しいでしょう。
「損害賠償・慰謝料狙い」で言いがかりをつけてきている
悪質なケースでは「精神的苦痛を受けた」として、損害賠償や慰謝料を請求することを最初から狙って言いがかりをつけてきます。
証拠集めのために執拗に隣人の行動を監視し、ささいな問題を大げさに記録しているわけです。
録音や写真撮影を頻繁に行い、「証拠がある」と主張して被害者を威圧することもあります。
示談金を要求してきたり、引っ越しや防音リフォームなどの費用を請求してきたりする場合は、明らかに金銭目的の悪質な行為です。
このような相手に対しては、安易に謝罪や金銭の支払いに応じてはいけません。
こちらも「言いがかりであることの証拠」を集めて対抗しましょう。
言いがかりによるご近所トラブル、警察は「民事不介入」
言いがかりによるご近所トラブルで警察に相談しても、警察が動けるのは「明らかな犯罪行為が確認できる場合(刑事事件)」に限られます。
以下のような具体的な被害がなければ、「民事事件は隣人同士の話し合いで解決してください」と言われてしまうことがほとんどです。
- 脅迫
- 暴行
- 器物損壊
- 住居侵入
また、言いがかりの内容が「生活音への苦情」「匂いへの不満」といった主観的なものの場合、どちらが正しいのか警察は判断できないでしょう。
そのため言いがかりによるご近所トラブルは、被害者が自分で対処しなければいけません。
言いがかりによるご近所トラブルの対処法
言いがかりによるご近所トラブルは、感情的にならず冷静に対処することが必要です。
以下5つの対処法をおすすめします。
相手の主張に振り回されることなく、自分と家族の安全を最優先に考えて行動しましょう。
必要のない接触を避ける
挨拶や世間話などの日常的なコミュニケーションも、相手によっては言いがかりの材料として利用される可能性があります。
たとえば「今日は暑いですね」という何気ない会話でさえ、「暑苦しいと嫌味を言われた」と曲解されるような危険性があるからです。
外出時間をずらしたり、共用部分での遭遇を避けたりすることで、無用なトラブルを防ぐことができます。
やむを得ず接触する場合は短時間で済ませ、相手に話させる隙を与えないよう注意してください。
ただし、完全に無視すると余計に相手を怒らせてしまうリスクがあります。
最低限の礼儀は保ちつつ、深い関わりを避けるのがよいでしょう。
近隣住民と情報を共有する
言いがかりをつけてくる隣人は、他の住民にも同様の行動を取りがちです。
複数の住民が同じ加害者から被害を受けている場合、集団での対応が可能になります。
管理会社や自治体への相談も、一人より説得力が増すでしょう。
ほかの信頼できる近隣住民と情報交換し、協力して解決を目指すことをおすすめします。
会話や行動の記録を取る
加害者との会話は可能な限り録音し、言いがかりの内容を正確に記録してください。
自分の生活パターンや行動も記録しておくことで、相手の主張が事実と異なることを証明できます。
たとえば加害者が「深夜に騒音を出している」と主張している場合に、その時間帯に家族全員が就寝していたことを証明できれば、言いがかりであることが明確になるイメージです。
とくに写真や動画での記録は、客観的な証拠として使えるでしょう。
管理会社や自治体・町内会に相談する
個人では対処できないと感じたら、管理会社や自治体・町内会などの第三者機関に相談してください。
たとえば賃貸住宅ので管理会社に相談すれば、加害者への警告や部屋の移動などの措置を取ってもらえることがあります。
自治体の市民相談窓口では、近隣トラブルに関するアドバイスを受けることが可能です。
法的な手続きに関する情報提供や、専門機関の紹介をしてくれるでしょう。
町内会にも地域全体の問題として公表してもらえば、加害者への圧力により言いがかりがストップするかもしれません。
探偵のような専門家に相談する
探偵は聞き込みをはじめとする調査で言いがかりによる嫌がらせの実態を徹底的に調査し、法的に有効な証拠を収集できます。
集めた証拠は管理会社への報告や警察への相談、弁護士との法的手続きなど、さまざまなシーンで活用可能です。
一人で悩み続けるのではなく専門家の力を借りれば、根本的な解決を目指せるでしょう。
言いがかりによるご近所トラブル、まずは探偵に相談しよう
言いがかりによるご近所トラブルは、一人で解決するには非常に困難な問題です。
「証拠のない状態で対抗」するのは難しく、かえって問題を悪化させるリスクがあります。
だからこそ、客観的で専門的な視点か証拠を見つけ出せる「探偵」への相談がおすすめです。
以下で詳しく理由を見ていきましょう。
探偵は「証拠集め」や「隣人の親族調査」ができる
探偵は以下のような専門的な調査で、個人では困難な精度の高い証拠集めが可能です。
- 音響測定器を使用した騒音レベルの客観的な測定
- ビデオカメラによる加害者の行動記録
- 近隣住民への聞き込み調査
「プライバシーの侵害では?」と思うかもしれませんが、探偵は「探偵業法」に基づいた調査のみを行うため、なんら違法性はありません。
また加害者の身辺調査により、家族構成や職業・過去のトラブル歴・精神疾患の有無なども調べることができます。
たとえば「親族が近くに住んでいるから、まずは加害者本人ではなくそちらから接触しよう」「身寄りがないうえに精神疾患持ちだから、福祉期間とも連携しよう」など、その後の対応方針を決めるうえでの重要な材料となるでしょう。
警察や弁護士などの機関も証拠なしには動けないため、まずは探偵に依頼して確実な証拠収集を試みるのがおすすめです。
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言いがかりによるご近所トラブルでお悩みの方は、当探偵事務所「日本総合調査事務所」にご相談ください。
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加害者側との交渉や、裁判化する場合の手続きなども全面的にサポートします。
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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
言いがかりによるご近所トラブルの事例と対処法まとめ
言いがかりによるご近所トラブルでは、子どもの足音や生活音・ゴミ出し・匂いなど、日常生活のあらゆる要素が攻撃の対象となりがちです。
対処法としては、なるべく接触を避けることや言いがかりの記録をとること、第三者機関に相談することが挙げられます。
とくに根本的な解決を目指すなら、探偵による専門的な調査による証拠収集が不可欠です。
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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。