職場で「幼稚な嫌がらせ」がストレス…|相手にしないべき?対処法まとめ

「職場で同僚から無視される」「デスクに嫌がらせのメモが置かれる」など、職場で起こる幼稚な嫌がらせに悩んでいませんか。
このような幼稚な嫌がらせは、直接的な暴力や暴言と違って「この人にやられた」という証拠を掴みにくいです。
そのため周囲に相談しても「大したことない」と軽視される傾向があります。
しかし、毎日続く小さな嫌がらせでもストレスはたまるもの。
仕事が手につかなくなったり、人や物に当たってしまったり……といった状況に陥りがちです。
この記事では、職場でよくある幼稚な嫌がらせの具体例と、すぐにできる対処法を詳しく解説します。
一人で抱え込まずに問題を解決していきましょう。
職場の「幼稚な嫌がらせ」の11事例
職場での幼稚な嫌がらせは、一つひとつは小さな行為でも、繰り返されることで大きなストレスとなります。
自分が受けている行為が嫌がらせに該当するかどうか、事例から確認してみてください。
紹介する行為が意図的に、そして継続的に行われている場合は、明らかな嫌がらせと判断できるでしょう。
①悪口・陰口を言われる
職場でよくある幼稚な嫌がらせの代表例が、悪口や陰口です。
- 聞こえるように悪口を言われる
- 休憩室で自分の話をしているのを目撃する
- 同僚から「○○さんがあなたのことを…」と又聞きで伝えられる
- SNSやグループチャットで陰口を言われる
- 根も葉もない噂を流される
内容によっては名誉毀損や侮辱にあたる可能性があり、法的な問題に発展するケースもあります。
とくに、事実とまったく異なるウソの内容を流された場合は、証拠を押さえれば訴訟で解決できるかもしれません。
②無視される(挨拶しても返事がない)
挨拶や話しかけに対して意図的に無視されるのも、典型的な幼稚な嫌がらせです。
- おはようございます、お疲れさまです、の挨拶を無視される
- 会議で発言しても反応してもらえない
- 質問しても答えてもらえない
- 目が合っても視線をそらされる
- 存在しないかのように扱われる
このような行為は職場のコミュニケーションを阻害し、業務に支障をきたす可能性があります。
同僚からの嫌がらせの場合は上司に、上司からの場合はさらに上の上司に相談するのがよいでしょう。
③回覧物・共有情報をわざと回してもらえない
業務に必要な情報を意図的に共有してもらえないのも、悪質な嫌がらせです。
- 会議の資料を配布してもらえない
- スケジュール変更の連絡が来ない
- 重要な回覧物が自分だけ飛ばされる
- 社内イベントの案内が届かない
- 業務上必要な情報を教えてもらえない
意図的に情報をシャットアウトすることで、仕事のミスを誘発させ「職場に居づらくさせる」目的がある可能性もあります。
この種の嫌がらせは業務に直接影響するため、会社としても看過できない問題です。
④書類や物を隠される/勝手に場所を変えられる
デスク周りの物や重要な書類を隠されたり、勝手に移動されたりする嫌がらせもよくあります。
- 重要な書類やファイルが見つからない
- デスクの上の物が勝手に移動している
- パソコンの設定が変更されている
- 筆記用具や備品が隠される
- ロッカーの中の物が荒らされている
貴重品や個人情報が含まれる書類がかかわる場合は、加害者を窃盗罪で立件できたり、会社の懲戒免職の対象とできたりするかもしれません。
⑤席やロッカーにゴミを置かれる
デスクやロッカーに意図的にゴミや不快な物を置かれる嫌がらせもよくあるケースです。
- デスクの上にゴミが置かれている
- 引き出しの中に嫌がらせのメモが入っている
- ロッカーに臭いの強い物を入れられる
- 椅子や机に汚れを付けられる
- 個人的な写真や物にいたずらされる
こうした行為は明らかに相手を不快にさせることを目的としています。
場合によっては「器物損壊」として法的な責任を問うこともできるでしょう。
⑥SNSでの投稿を監視・スクショされて話題にされる
プライベートなSNS投稿を監視され、職場で話題にされる新しいタイプの嫌がらせも増えています。
- インスタグラムやXの投稿をチェックされる
- プライベートな写真をスクリーンショットで残される
- SNSの内容を職場で広められる
- 友人関係や恋愛関係を詮索される
この種の行為はプライバシーの侵害にあたり、ストーカー行為として法的な問題になる可能性もあります。
⑦無茶な量の仕事を振られる
明らかに処理しきれない量の仕事を押し付けられる嫌がらせもあります。
- 一人では到底終わらない量の業務を任される
- 締切が極端に短い仕事を振られる
- 他の人の分の仕事まで押し付けられる
- 専門外の難しい業務を任される
- 残業前提の業務量を与えられる
このような行為はパワーハラスメントにあたり、労働基準法に違反する可能性もあります。
「残業続きで体調が悪くなってきた」など健康被害が出てきたら、すぐに対策を取るべきです。
⑧仕事を与えない
逆に、まったく仕事を与えずに放置する嫌がらせもあります。
- 業務の指示がまったく来ない
- プロジェクトから外される
- 会議に呼ばれない
いわゆる「追い出し部屋」と呼ばれる手法で、退職を促すためのハラスメントの一種です。
上司が単独の判断で行っているケースもあれば、組織ぐるみのケースもあります。
⑨同僚の前や会議の場で批判・叱責される
人前で必要以上に厳しく批判されたり、叱責されたりするハラスメントもよくある事例です。
- 会議で一人だけ厳しく追及される
- 同僚の前で人格を否定される
- 小さなミスを大げさに指摘される
- 理不尽な理由で怒鳴られる
- 能力を否定するような発言をされる
このような行為は明らかに、精神的な苦痛を与えることを目的としたパワハラです。
人前で行うことで、さらに屈辱感や孤立感を深める悪質な嫌がらせといえます。
⑩理由があっても有休を取らせてくれない
正当な理由があるにも関わらず、有給休暇を取得させてくれない嫌がらせもあります。
- 病気でも有休を認めてもらえない
- 家族の用事を理由に断られる
- 申請しても無視される
- 嫌味を言われて取りにくい雰囲気にされる
- 他の人は取れるのに自分だけ拒否される
有給休暇は労働者の権利で、正当な理由なく拒否することは労働基準法違反です。
嫌がらせとして有休の取得を拒否されている場合は、労働基準監督署(労基)への相談も検討すべきでしょう。
⑪私物にイタズラされる・壊される
個人の持ち物に対するいたずらや破壊行為も深刻な嫌がらせです。
- 机の上の物が壊されている
- 私物に落書きされる
- バッグの中身が荒らされる
- 飲み物に異物を入れられる
- 制服や作業着を汚される
このような行為は器物損壊罪にあたる可能性があり、刑事事件として扱われる場合もあります。
とくに身体に害を与え得る嫌がらせは、より深刻な犯罪として扱われる可能性もあるでしょう。
職場の幼稚な嫌がらせから解放されるための対処法6選
職場での幼稚な嫌がらせに対して感情的に対応すると、かえって状況が悪化する可能性もあります。
これから解説する6つの方法を順番に試して、問題の解決を図っていきましょう。
そもそも相手にしない
軽微な嫌がらせの場合は、完全に無視することが効果的な場合があります。
嫌がらせをする人の多くは、相手の反応を見て楽しみながら精神的に追い詰めることを目的としているためです。
動揺したり、怒ったりする様子を見せることで、相手に満足感を与えてしまいます。
完全に無視して「まったく効いていないアピール」をすることで、相手の興味を失わせることができるでしょう。
ただし、業務に支障が出るような嫌がらせをされたり、逆にエスカレートしたりしている場合は、他の対処法を検討してください。
プライベートな話をするのをなるべく避ける
嫌がらせの材料を提供しないよう、プライベートな情報を極力話さないのもおすすめです。
職場での何気ない会話から、恋愛関係や家族構成、趣味、経済状況などの個人情報が漏れてしまうことがあります。
これらの情報が嫌がらせに利用されたり、噂の材料にされたりする可能性があるでしょう。
仕事でのやり取りは必要最小限の業務連絡にとどめ、休憩時間も一人で過ごすか、信頼できる同僚とだけ交流するようにしてみてください。
SNSの設定も見直し、職場の人にプライベートな投稿を見られないようにすることも大切です。
上司や社内の相談窓口に相談してみる
職場内での解決を図るため、直属の上司や人事部、社内のハラスメント相談窓口に相談してみましょう。
具体的な嫌がらせの内容や日時、関係者を整理して報告すれば、会社として「部署異動」や「加害者への勧告」などの対応を取ってもらえる可能性があります。
職場環境の改善は会社の責任でもあるため、真剣に対応してくれる場合が多いでしょう。
ただし、相談相手が加害者と親しい関係にある場合や、組織ぐるみの嫌がらせの場合は、社内での解決が難しい可能性もあります。
改善されない場合は、外部の機関への相談を検討してください。
休職・退職・転職を検討する
嫌がらせが深刻で改善の見込みがない場合は、自分から環境を変えるのも一つの選択肢です。
精神的なストレスが限界に達している場合は、まず休職して心身を回復することを検討してください。
医師の診断書があれば、休職制度を利用できる可能性があります。
その上で、復職しても同じ問題が続く可能性が高い場合は、退職や転職を視野に入れることも必要でしょう。
健康を害してまで我慢し続ける必要はありません。
ただし「加害者への報復・制裁」を考えているなら、このあと解説する「弁護士」「探偵」などへの相談をおすすめします。
証拠を集めて社外の相談機関や弁護士に相談する
社内での解決が難しい場合は、外部の専門機関に相談しましょう。
労働基準監督署や都道府県の労働相談センターでは、職場でのハラスメントに関する相談を受け付けています。
弁護士に相談すれば、法的な解決策がないか探ってもらうことも可能です。
ただし、外部への相談を有効活用するためには、以下のような「嫌がらせの証拠」をできる限り多く集めておくことが必要です。
- 日時
- 内容
- 関係者
- 録音・録画データ
- メールやメッセージのスクリーンショット など
十分な証拠があれば、慰謝料請求や加害者の懲戒・異動の要求なども可能になるでしょう。
探偵に依頼して相手の特定や証拠集めをしてもらう
「社外の相談機関や弁護士に相談しようにも、加害者がこの人だという証拠がない」「証拠集めが加害者にバレて、嫌がらせがエスカレートするのが心配」というケースでは、探偵に相手の特定や証拠集めを依頼するのがおすすめです。
探偵は専門的な調査技術を使って、加害者にバレる心配なく決定的な証拠を収集できます。
調査により集まった証拠があれば、警察に被害届を出したり、民事訴訟で慰謝料・損害賠償を請求することも可能になるでしょう。
費用はかかりますが、確実に、かつスピーディーに問題を解決したい場合に最適な選択肢です。
当探偵事務所「日本総合調査事務所」では、職場での幼稚な嫌がらせに関する無料相談を受け付けています。
LINEでのカジュアルな相談も可能ですので、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
なぜ職場で幼稚な嫌がらせのターゲットになる?考えられる原因
職場で嫌がらせのターゲットになってしまう人には共通した原因があります。
これから解説する7つの原因を理解しておけば、先回りして予防策を打てるかもしれないでしょう。
ただし、これらの原因があることが悪いわけではありません。
むしろ、真面目で優秀な人ほどターゲットになりやすいです。
該当するからと言って落ち込まず、あくまで参考程度にご確認ください。
自分の意見をオープンにしていない
職場で自分の意見や考えをあまり表明しない人は、「何を考えているかわからない」「掴みどころがない」と思われ、嫌がらせのターゲットになりやすい傾向があります。
意見を言わないことで「反撃してこない」「大人しい」という印象を与え、攻撃しやすい相手として見られてしまう可能性があるでしょう。
適度に自分の意見をオープンにしつつ周囲とコミュニケーションを取れば、ターゲットになるリスクを減らせる可能性があります。
控えめな性格で反抗してこないと思われている
謙虚で控えめな性格の人は、加害者から「何をしても反撃してこない」と判断されやすいです。
落ち込んでいるような様子を見せれば見せるほど、加害者の嫌がらせはエスカレートしてしまうでしょう。
そのため「何をされても気にしていない」雰囲気を出すことが、嫌がらせを止めるトリガーになる可能性が高いです。
仕事で同じミスが多い
業務上のミスが目立つ人は、それを口実に嫌がらせを受けやすくなります。
最初は「単なる業務の指導」として始まっても、徐々に人格攻撃や過度な叱責に発展していくケースが多いです。
他の同僚からもミスを理由に批判され、孤立してしまうこともあるでしょう。
ミスを減らすための努力をする必要があるのはもちろんですが、人格攻撃を始めてしまうのには、明らかに加害者側の問題があります。
遅刻・欠勤が多い
遅刻・欠勤など勤怠状況に問題がある人は、職場での立場が弱くなりがちです。
たとえ正当な理由があっても、周囲からは「やる気がない」「責任感がない」と思われてしまう可能性があります。
これを嫌がらせの口実にされることもあるでしょう。
家庭の事情などやむを得ない理由で休みがちになる場合は、事前に上司や同僚に相談し、理解を得ておくことが大切です。
反抗的な態度を取っている(従順でない)
上司や先輩に対して反抗的な態度を取る人も、嫌がらせのターゲットになりやすいです。
正当な意見や提案であっても、言い方や態度によっては「生意気」「従順でない」と受け取られてしまうことがあります。
とくに「年功序列」の雰囲気がある職場では、このような反応をされやすいでしょう。
自分の意見を主張することは大切ですが、一方的にならない「伝え方」を心がけるとよいかもしれません。
加害者の意中の相手と仲が良い
加害者が好意を持っている相手と親しくしていると、嫉妬心から攻撃されることがあります。
あなたにまったく罪はありませんが、いわゆる「痴情のもつれ」のようなケースはよくあることです。
もし、その相手と交際している場合は職場での交流を控えることで、加害者の嫉妬心もある程度抑えられるかもしれません。
仕事のスキルが高い
仕事ができる人ほど嫌がらせのターゲットになりやすいです。
優秀な成果を挙げている人に対して、嫉妬心を抱く同僚や上司がいる可能性があります。
このケースは「仕事の成果をセーブする」以外の方法での対策は難しいでしょう。
ただし、成果が下がれば給与や将来の昇進にも悪影響です。
嫌がらせの証拠を集めて、反撃を試みるのが建設的な解決策といえます。
【無料&匿名OK】職場の幼稚な嫌がらせは「日本総合調査事務所」へご相談を
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「なぜ、私だけがいやな思いをして、加害者はお咎めなしなの?」と泣き寝入りする必要はありません。
まずは現在の状況やお悩みをお聞かせください。
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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
職場の幼稚な嫌がらせの対処法まとめ
職場での幼稚な嫌がらせは悪口や無視から始まり、業務妨害や私物へのいたずらまで、その手口は多岐にわたります。
このような嫌がらせに対しては、まず相手にしないことから始め、状況に応じて上司や外部機関への相談を検討しましょう。
できるだけ早く嫌がらせから解放されたいなら、探偵に依頼して証拠を集め、反撃するのも一つの手です。
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※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。