電磁波測定調査

「自宅の特定の場所にいると、原因不明の頭痛や吐き気がする」 「常に誰かに見られているような感覚があり、精神的に休まらない」
近年、このような原因が特定できない体調不良や精神的な苦痛を訴える方が増えています。頭痛、めまい、吐き気、皮膚の灼熱感、慢性的な倦怠感といった症状は、「電磁波過敏症」と呼ばれることもあり、深刻に悩んでいる方がいらっしゃいます。
その不調の原因が、身の回りの生活環境によるものなのか、あるいは特定の場所から発生する異常な電磁波によるものなのか、ご自身で判断することは極めて困難です。憶測が続くと、不安はさらに大きくなってしまいます。
私たちは、まず客観的な事実を明らかにすることが、問題解決の第一歩だと考えます。ここでは、専門家として行う「電磁波測定調査」について詳しく解説します。
【ご存知ですか?】私たちの身の回りにある強い電磁波
日常生活において、私たちは様々な電化製品やサービスから発生する電磁波に囲まれています。
これらは国の安全基準に沿って製造・設置されていますが、どのようなものから比較的強い電磁波が発生するかを知っておくことも大切です。
家庭内にあるもの
- IHクッキングヒーター、電子レンジ: 高周波の電磁波を利用して加熱する仕組みのため、作動中は強い電磁波が発生します。
- ミキサー、ドライヤー、電気シェーバー: モーターを内蔵している製品は、使用時に比較的強い電磁波を発生させる傾向があります。
- 電気カーペット、電気毛布: 体に密着して長時間使用するため、影響を懸念する声もあります。
住環境にあるもの
- 高圧送電線、変電所: 大量の電気を送るため、周辺には常に電磁波が発生しています。
- 携帯電話の基地局: スマートフォンの通信を支えるため、常に電波を発信しています。
- リニアモーターカーの沿線など: 強力な電磁石を使用する設備からは、特殊な電磁波が発生します。
これらの一般的な発生源による影響か、あるいは通常では考えられない異常な数値が検出されるのかを科学的に見極めることが、問題解決の糸口となります。
電磁波測定調査の3つの特徴
専門機材による科学的な現状把握
電磁波は目に見えません。だからこそ、私たちは憶測や勘に頼るのではなく、科学的根拠に基づいた調査を徹底しています。
特殊な電磁波測定器といった専門機材を駆使し、あらゆる周波数帯を網羅的にスキャン。
生活環境に存在する通常の電波(携帯電話、Wi-Fiなど)と、通常環境では考えにくい異常な電磁波を精密に切り分け、その特性と発生源を特定します。
経験豊富なプロによる複合的分析
単に数値を測定するだけでは、問題の全容は見えてきません。
私たちの調査員は、電磁波に関する専門知識はもちろん、長年の探偵調査で培った経験とノウハウを活かし、多角的な視点から分析を行います。
「いつ、どこで症状が強くなるか」「最近、近隣で変わったことはないか」といった詳細なヒアリングと、現地での状況証拠を組み合わせることで、数値データだけでは分からない問題の背景を考察します。
異常な電磁波の調査だけでなく、盗聴器などが発する微弱な電波も検知対象とし、あらゆる可能性を視野に入れて原因を探ります。
調査結果に基づく具体的な対策支援
私たちの目的は、調査で得られた客観的なデータを基に、お客様が次の行動を起こすための支援をすることです。
測定結果で異常が確認された場合、そのデータを詳細な報告書にまとめ、今後の対策を講じるための具体的な資料としてご提供します。
マンションの管理組合や家主、あるいは他の専門家へ相談する際の根拠資料として、また、ご自身の健康を守るための環境改善策を検討する上で、必ずお役に立ちます。
電磁波測定調査の料金

電磁波測定調査の具体例
CASE1
ご相談内容:特定の部屋での体調不良
1年前に現在のマンションに引っ越してから、寝室にいる時だけ激しい頭痛とめまいに悩まされています。
病院では「自律神経の問題」と言われましたが改善しません。
最近、隣人と騒音トラブルがあったため、もしかしたら何か関係があるのではないかと不安になり、夜も眠れず、精神的に限界です。
調査例
室内環境の精密測定
ご相談者様が症状を訴える寝室を中心に、専門の測定器を用いて時間帯や場所を変えながら電磁波レベルを精密に測定。同時に、近隣の送電線や携帯電話基地局など、外部環境からの影響も調査し、問題の切り分けを行います。
客観的データとしての報告
測定した電磁波の特性(周波数、強度、時間帯など)を詳細に記録したデータを証明する調査報告書を作成します。この客観的な資料は、管理会社などを通じて状況改善を申し出る際の、何より確かな根拠となります。
CASE2
ご相談内容:自宅周辺での継続的な不快感
自宅の庭やベランダに出ると、ピリピリとした皮膚への刺激や、耳鳴りのような不快感を感じます。家の中にいると症状は和らぐため、外に原因があるのではないかと考えています。近所にアマチュア無線を趣味にしている方がいるようですが、それが原因かは分かりません。気のせいなのか、それとも何か対策が必要なのか、はっきりさせたいです。
調査例
敷地全体の電磁波マッピング
ご相談者様の自宅敷地内において、複数のポイントで電磁波の強度を測定し、「電磁波マップ」を作成。これにより、どの場所で、どの方向から強い電磁波が来ているのかを視覚的に明らかにします。
周波数分析による発生源の推定
特に強い電磁波が観測されたポイントを定点観測し、電磁波の原因を明らかにしていきます。これにより不快感の原因と発生源との関連性を強く結びつける根拠となります。
専門家としての見解と報告
測定から得られた客観的なデータを報告書にまとめます。
法的な規制値を超えていない場合でも、生活に影響が出ている事実を客観的なデータで示すことで、ご相談者様が今後、近隣の方と話し合いを持つ際などの基礎資料として活用いただけます。