職場(社内)でストーカーされている…気持ち悪いつきまとい男は会社に報告すべき?

職場で特定の男性から執拗につきまとわれたり、プライベートを詮索されたりして困っていませんか?
社内でのストーカー行為は、多くの人が悩んでいる問題です。
警視庁の令和6年度統計によれば、ストーカー被害の12.6%が「加害者が勤務先同僚・職場関係」のケースとなっています。
※警視庁生活安全局人身安全・少年課「令和6年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案等、児童虐待事案等への対応状況について」より当社作成
毎日顔を合わせる職場だからこそ、逃げ場がなく精神的なストレスが計り知れません。
「できることなら、このつきまとい男にいなくなってほしい」と考えているのではないでしょうか。
そこで、この記事では職場でストーカー被害に遭った際の対処法と、よくある被害事例を詳しく解説します。
職場(社内)でストーカーしてくる「つきまとい男」の対処法
まずは自分が職場で受けている行為が「明らかなストーカー」に該当するかを確認しましょう。
その後、状況に応じた適切な対処法を選んでください。
さっそく以下で、ストーカー行為の定義と対処法を解説していきます。
どこからが社内ストーカー?まず「ストーカー行為の定義」を確認
ストーカー規制法では、以下の行為を「つきまとい等」として定義しています。
- つきまとい・待ち伏せ、進路での立ちふさがり、住居や職場付近での見張り
- 住居、職場への押しかけ、付近でのうろつき
- 行動を監視していることを告げる行為
- 会うことや交際することを要求する行為・言動
- 無言電話やメール、SNSでの連絡を繰り返す行為
- 汚物や動物の死体など不快になるものを送付する行為
- 名誉棄損にあたる事項を周囲に言いふらす行為
参考:e-Gov法令検索「ストーカー行為等の規制等に関する法律」
これらが繰り返され、被害者が安全や生活の平穏・行動の自由を害されたと感じた場合、ストーカー行為として認定されます。
職場においても、明らかに業務とは関係ない執拗なつきまといがあれば、ストーカー行為に該当する可能性が高いです。
「仕事だから」「同僚だから」という理由で我慢する必要はありません。
明らかなストーカー行為なら会社に報告を!
職場でのストーカー行為が明らかなら、迷わず会社に報告してください。
会社には従業員の安全を守る義務があります。
「セクハラ」や「パワハラ」と同様に、ストーカー行為も職場環境を悪化させる問題として扱われるべきです。
会社に報告する際は、以下の情報を整理しておきましょう。
- いつ、どこで、どのようなストーカー行為を受けたか
- 相手の氏名や所属部署
- (あれば)証拠となるメールや写真・録音などの資料
報告先は直属の上司や人事部、コンプライアンス窓口など、会社の体制に応じて選んでください。
可能であれば、理解が得やすい同性に相談するのがおすすめです。
会社側の対応としては、加害者への指導・注意や部署異動、懲戒処分などが考えられます。
また、被害者の安全確保のため、座席変更や勤務時間の調整なども検討されるでしょう。
会社が取り合ってくれない・証拠不足なら探偵への相談も選択肢
残念ながら、会社に相談しても「証拠がないから」「気にしすぎ」といった理由で取り合ってもらえないケースもあります。
とくに、男性の上司などに相談した場合は、まともに相手にしてもらえないケースが少なくないでしょう。
自己解決できず、会社の人もあてにならない場合は、探偵に相談するのもひとつの選択肢です。
探偵は合法的な調査で、職場でのストーカー行為の証拠を収集できます。
また探偵による調査が始まり、加害者が「もしかして、自分の行動を調べられているかも」と感じると、ストーカー行為を自粛するケースも少なくありません。
専門家が介入することで、加害者に「これ以上続けると法的措置を取られる」という認識を与えることができるのです。
悪質なストーカーの場合は、収集した証拠を警察への相談や民事訴訟などで活用することも可能。
探偵による調査が根本的な解決につながります。
当社「日本総合調査事務所」でも無料相談を受け付けておりますので、職場のストーカー問題を解決させたい方はお気軽にご相談ください。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
職場(社内)ストーカーのよくある被害事例10選
ここでは、職場でのよくあるストーカー被害事例を10個まとめました。
自分の状況と照らし合わせてみてください。
しつこく話しかけてくる・プライベートを詮索される
もっともよくある被害事例が、業務に関係のない会話を執拗に持ちかけられることです。
加害者は「親しくなりたい」という理由で、休日の過ごし方や恋人の有無、住んでいる場所などプライベートな質問を繰り返します。
このような行為は、周りから見ると「よく同僚に話しかけている親切な人」に見えるかもしれません。
しかし、被害者が明確に嫌がっているにも関わらず続けていれば、ストーカー行為に該当します。
断っても諦めない、他の人がいない場所で声をかけてくるなどの特徴があれば、注意が必要でしょう。
終業後に待ち伏せされたり帰宅をつけられたりする
終業時刻に合わせて会社の出入り口で待ち伏せしたり、帰宅途中をつけたりする行為も典型的なストーカー行為です。
「偶然帰る方向が同じだった」「心配だから送っていく」などの理由をつけてきますが、頻繁に繰り返されるのは明らかに意図的でしょう。
また、最寄り駅やよく利用する店舗での「偶然の遭遇」が異常に多い場合も、行動パターンを把握されている可能性があります。
このような職場外のストーカー行為は会社側も把握しにくく、被害者が一人で悩んでしまいがちです。
社内・個人のチャットで過剰な連絡を送ってくる
社内のチャットツールや個人のメール、SNSなどで必要以上の連絡を送ってくる行為も問題です。
業務に関係のない内容や、プライベートな話題を頻繁に送ってくるのは、いわゆる「サイバーストーキング」の可能性があります。
以下のような行為も、あなたとの距離感を無視した「ストーカー行為」です。
- 返信を強要してくる
- 既読を確認して催促してくる
- 深夜や休日に連絡を送り続ける
- 親しくないのに絵文字やスタンプを多用した馴れ馴れしいメッセージを送ってくる
このようなサイバーストーキングは証拠として残りやすいのがポイントです。
スクリーンショットなどでメッセージの記録を保存しておくことをおすすめします。
SNSを監視してくる・執拗にリプライを送ってくる
プライベートのSNSアカウントの投稿に対して過剰なリプライ・いいねを送るのも、現代ならではのストーカー行為のひとつです。
投稿された写真から、行動パターンや交友関係を把握しようとするケースもあります。
プライベートなアカウントだからこそ、職場の人間からの監視は精神的な負担となるでしょう。
かといって「ブロック」すると、ストーカー行為が現実に及びエスカレートするリスクがあります。
反応は無視しつつ、早めに職場の上司などに相談するのがおすすめです。
私物に触れる・デスク周りを物色する
勝手にデスクの引き出しを開けたり、私物に触れたりするストーカー行為もよくある問題です。
「整理整頓を手伝う」「忘れ物がないか確認している」などの理由をつけることがありますが、本人の許可なく異性の私物に触れるのは普通ではありません。
また、席を外している間に手帳などデスク周りにあるものを見る行為も、プライバシーの重大な侵害といえるでしょう。
このような行為は他の同僚にも目撃されやすいため、証言を得やすいのがポイントです。
被害に気づいたら、信頼できる周囲の人に相談することも考えてみてください。
プレゼントや差し入れを繰り返す
一見すると好意的な行為であるプレゼントや差し入れも、執拗に繰り返される場合はストーカー行為に該当する可能性があります。
とくに以下のような行為は、相手との距離感を無視した一方的な押し付けです。
- 断っても諦めない
- 高額なプレゼントを渡そうとする
- 個人的な趣味嗜好を調べた上で選んだものを渡す
また、プレゼントを渡すことで「恩を着せる」「断りにくくする」という心理的なプレッシャーを与える意図がある場合もあります。
不要なプレゼントは毅然とした態度で断り、受け取らないほうがよいでしょう。
会議や業務で必要以上に近づいてくる
「会議資料を見せる」「作業中のパソコン画面を確認する」などの業務上の理由をつけることで、不自然に近づいてくる行為もストーカーの一種です。
また、エレベーターや狭い通路で意図的に接触を図ることもあります。
このような行為は「セクハラ」にあたるため、不快な場合は上司などに相談すべきです。
他の男性従業員との会話をさえぎってくる
嫉妬心から、被害者が他の男性と親しくすることを阻止しようするパターンもあります。
会話の途中で割り込んできたり、用もないのに呼び出したりして、他の男性との接触を妨害するのです。
また、他の男性との関係について詮索したり、「あの人とは付き合わない方がいい」などと忠告を装って干渉してきたりすることもあります。
このような行為は職場の人間関係全体に悪影響を与えるため、上司や社内の相談窓口に相談することで解決するかもしれません。
業務を装って2人きりの残業を強要してくる
以下のように業務上必要であると装って、2人きりの状況を作り出そうとするストーカー行為も危険です。
- 実際には必要のない残業を提案する
- 他の同僚がいない時間帯に会議を設定する
- 出張や外回りの際に同行を強要する
このような状況は、より深刻なセクハラや性被害に発展するリスクがあります。
不自然な2人きりの状況を作ろうとする相手は、迷わず上司などに相談しましょう。
休日に偶然を装って頻繁に遭遇する
休日に買い物先や遊び場で「偶然」遭遇する頻度が異常に高い場合、行動パターンを把握されているかもしれません。
SNSの投稿や平日の会話から、よく行く場所や休日の過ごし方を調べた上で、意図的に同じ場所に現れます。
「こんなところで会うなんて奇遇ですね」といった風に声をかけてきますが、繰り返される場合は明らかに偶然ではないでしょう。
SNSでのプライベートな投稿を避けたり、職場で自分の予定などをむやみに話さないようにしたりすれば、ある程度回避できる可能性が高いです。
職場(社内)のストーカー放置は危険!
職場でのストーカー行為を「たいしたことではない」と軽視するのは危険です。
放置することで被害がエスカレートし、深刻な事態に発展する可能性があります。
以下では、職場でのストーカー行為を放置するリスクを見ていきましょう。
あなたを精神的に追い詰めるのが目的かも
職場でのつきまといやストーカー行為は、あなたに強いストレスを与えます。
毎日顔を合わせる職場で監視や嫌がらせを受け続けることで、精神的に追い詰められ以下のような症状が現れるかもしれません。
- 不眠
- 食欲不振
- 集中力低下
- 不安感や恐怖感
- うつ症状
ストーカー加害者の中には、被害者を精神的に追い詰めることで支配下に置こうとする人もいます。
「この人がいると安心できない」「会社に行くのが怖い」という状態に陥らせ、最終的に退職に追い込むことを狙っているケースもあるのです。
一人で耐えようとせず、早めの対処を心がけてください。
性的衝動のターゲットにされているかも
職場でのストーカー行為の背景には、しばしば「恋愛感情」や「性的な動機」が絡んできます。
加害者があなたに対して一方的な恋愛感情や性的関心を抱いていた場合、それが満たされないことで行動がエスカレートしていくかもしれません。
職場という閉鎖的な環境は被害者が逃げ場を失いやすく、加害者にとっては「確実にターゲットと接触できる場所」です。
早めに上司や社内の相談窓口に相談し、「加害者があなたに接触できない」状況をつくりましょう。
エスカレートして自宅への不法侵入や傷害など事件に発展するかも
最初は職場内に限定されるストーカー行為から始まったとしても、加害者の欲求が満たされないと以下のような犯罪行為に発展しかねません。
- 自宅への侵入や待ち伏せ
- 車や自転車への細工
- 脅迫・恐喝
- 暴力・傷害
- 性的暴行
実際に、職場のストーカーが殺人事件にまで発展したケースもあります。
2024年に山梨県で起きた死体遺棄事件がその一例です。
参考:YBS NEWS NNN「【同僚女性遺棄】逮捕から1週間 遺体に浮かぶ「殺意」 “つきまとい”相談に不満か 接触後の短時間に何が? 山梨県」
「職場の問題だから」と軽視せず、早期の段階で適切に対処すれば、深刻な事件に発展することを防げます。
被害の兆候を感じたら、一人で抱え込まずに会社や探偵などの専門家に相談するのがおすすめです。
【無料・匿名相談OK】職場(社内)のストーカー問題解決は「日本総合調査事務所」がサポート
職場でのストーカー被害に悩んでいる方は、専門的な知識と経験を持つ探偵に相談すれば、安全かつ確実な解決を目指すことが可能です。
当社「日本総合調査事務所」では、職場でのストーカー問題の解決をサポートする、以下のようなサービスを提供しています。
- 24時間365日対応の無料・匿名相談
- 尾行や聞き込みによるストーカー行為の実態調査
- 会社や警察・弁護士への報告用資料の作成
- エスカレート防止のためのセキュリティ対策
職場でのストーカー行為は、被害者が一人で解決するには限界があります。
加害者との上下関係や職場での立場、証拠収集の難しさなど、さまざまな障害があるためです。
しかし、探偵のサポートがあれば、合法的かスピーディーに問題を解決することが可能になります。
一人で悩まず、まずは無料相談をご利用ください。
あなたが安心して職場で働けるよう、ストーカー問題の解決をしっかりとサポートします。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
職場(社内)のストーカーに関するよくある質問
職場(社内)のストーカーに関するよくある質問と、その回答をまとめています。
社員ではない、職場にまで来るストーカーがいます。どのように対処すべきですか?
職場外の人物が会社にまでストーカー行為を行ってくる場合は、以下の対策をとりましょう。
- 会社のセキュリティ部門や受付に相談し、ストーカーの侵入を防ぐ対策してもらう
- 職場に勝手に入ってくる場合は警察に相談する
用のない職場への侵入は住居侵入罪に該当する可能性があり、ストーカー規制法とあわせて法的措置を取れるかもしれません。
個人での対処には限界があるため、会社と警察の両方に相談して対処しましょう。
社内ストーカーを会社に報告したいのですが、逆恨みが怖いです。どうすればよいでしょうか?
逆恨みへの恐怖は理解できますが、報告しないことで被害がエスカレートするリスクの方が深刻です。
可能な限り具体的な証拠を用意し、社内ストーカー被害の深刻さをはっきりと伝えましょう。
会社側が加害者への厳重注意や部署異動、懲戒処分などの対応をしてくれるはずです。
「相手にバレずに法的措置で対抗したい」なら、探偵に依頼して証拠収集を始める方法もあります。
当社「日本総合調査事務所」でも24時間体制で無料相談を承っておりますので、社内ストーカー問題を解決したい方はお気軽にお問い合わせください。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
職場の男性からやたらと視線を感じます。これって社内ストーカーなんでしょうか?
断定できるわけではありませんが、社内ストーカーもしくはあなたに好意を持っている可能性が高いです。
心理学的には、人間は好意を持つ相手に、より多くの視線を向けることが分かっています。
参考:島根県立大学短期大学部出雲キャンパス「恋愛感情が視線行動に及ぼす影響」
しかし、以下のような状況が続く場合は、社内ストーカーを疑いましょう。
- 異常に長時間見つめられる
- 席を移動しても視線がついてくる
- 他の人がいないときだけ見つめてくる
- チャットでの執拗な連絡など他のストーカー行為がある
継続的で執拗な監視と感じる場合は、ストーカー行為の初期段階かもしれません。
不安なら信頼できる同僚に相談したり行動を記録したりして、客観的にストーカーかどうか見極めましょう。
なお、職場で人の行動をやたらとチェックする人の心理は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:人の行動をチェックする人の心理とは?職場の「監視する人」の対処法
職場(社内)ストーカーの対処法まとめ
職場でのストーカー被害は、被害者が一人で問題を抱え込みがちです。
まず、自分が受けている行為がストーカー規制法に定められた「つきまとい等」に該当するかを確認し、証拠の収集と記録を開始しましょう。
明確なストーカー行為であれば、迷わず会社に報告してください。
会社が取り合ってくれない場合や証拠が不十分な場合は、探偵への相談も有効な選択肢です。
専門的なノウハウによる証拠収集で、根本的な問題解決を目指せるでしょう。
職場でのストーカー行為にはさまざまなパターンがありますが、いずれも放置することで被害がエスカレートする危険性があります。
「仕事だから」「同僚だから」という理由で我慢する必要はありません。
一人で悩まず、会社や専門家の力を借りて早期のストーカー問題解決を目指しましょう。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。