家の周りをうろつく人は不審者?怪しいときの対処法や困った時の相談先を紹介
「最近家の周りをうろつく人がいる…」と悩んでいませんか?
家の周りを繰り返しうろつく人を見かけると「不審者ではないか」と強い不安を覚えるでしょう。
一見スーツ姿で仕事をしているように見えても、実際はストーカーや犯罪の下見だったというケースも少なくありません。
この記事では、家の周りをうろつく人を怪しいと感じたときの具体的な対処法を紹介します。
警察や探偵事務所など、困ったときに頼れる相談先も知っておきましょう。
家の周りをうろつく人が怪しいと感じたときの対処法・相談先
家の周りをうろつく人が怪しいと感じたら、下記の対処法を実行してください。
- まずは安全な場所から様子を確認する
- 家族や近隣住民に知らせる
- 不審者対策グッズを取り入れる
- 写真を撮影して証拠を残す
- 自宅の防犯対策を見直す
- 自治体の相談窓口へ相談する
- 警察へ被害届を出す
- 探偵事務所へ相談する
同じ人が頻繁に家の周りをうろついている場合、放置すると住居侵入や暴力行為に繋がる危険性があります。
ケースごとに頼れる相談先にも目を通し、自分の身を守るための準備を整えましょう。
関連記事:集団ストーカーに家の中の行動まで監視されている?自分や家族の身を守る対策
まずは安全な場所から様子を確認する
不審な人物を見かけたとき、すぐに外に出て直接確認するのは危険です。
直接接触すると襲ってくる可能性もあるため、一定の距離を保ちながら状況を把握してください。
自宅の窓やカーテンの隙間など、安全な場所から相手に気づかれないように様子をうかがうのが大事です。
相手の行動や滞在時間を冷静に観察し、目撃した時刻や動きを証拠として記録しましょう。
家族や近隣住民に知らせる
同一人物が頻繁に家の周りをうろついている場合、家族や近所の人に状況を伝え、下記の特徴を共有してください。
- 性別
- 年齢層
- 顔の特徴
- 体格
- 服装
- 車種(見える場合はナンバーも)など
近隣の人に注意喚起すると、不審者への牽制効果が高まります。
複数人から証拠・証言を集めれば、警察や探偵事務所への相談時に有力なデータとなります。
日頃から近隣住民とのつながりを大切にし、万が一のときに協力し合える体制を整えておきましょう。
不審者対策グッズを取り入れる
家の周りをうろつく人がいると感じる場合は、下記の不審者対策グッズを活用しましょう。
| グッズ名 | 特徴 |
| 防犯カメラ (ダミー防犯カメラ) | ・録画で証拠を残せる ・ダミーでも抑止効果がある |
| 防犯ブザー | ・大きな音で周囲に助けを求められる ・不審者を驚かせる抑止効果がある |
| 防犯フィルム | 窓ガラスを強化して不法侵入を防止できる |
| 催涙スプレー | 近距離で相手を一時的に無力化できる |
| スタンガン | 電気ショックで一時的に相手の行動を止める |
不審者対策グッズには、家の周りをうろつく人を「牽制できるもの」と「撃退できるもの」があります。
まずは「防犯」と名前のつく道具を自宅に設置し、相手の動向をうかがいましょう。
身の危険を感じる人は、催涙スプレーやスタンガンを護身用として持っておくのがおすすめです。
※正当な護身用としての場合、催涙スプレーやスタンガンの所持は法律で認められています。
写真を撮影して証拠を残す
家の周りで不審者を見かけた場合、可能であればスマートフォンや防犯カメラで証拠を残してください。
写真や動画は、警察や探偵事務所への相談時に状況を具体的に伝えるための重要な資料になります。
ただし、証拠撮影の際は自分の安全を優先しつつ、相手に気づかれないように立ち回りましょう。
時間や場所と合わせて記録しておくと、今後の訴訟や損害賠償時にも役立ちます。
自力で証拠を集める場合は法的リスクがあります。
下記の記事を読んでリスクと成功のポイントを理解しておくと良いでしょう。
自宅の防犯対策を見直す
同じ人物が繰り返し現れる場合、自宅の防犯体制強化も欠かせません。
玄関や窓に補助錠を取り付け、死角となる場所にはセンサーライトや防犯カメラを設置しましょう。
犯人の観察や証拠撮影時には、外から室内が見えにくいカーテンを使うと気づかれにくくなります。
不審者を寄せつけにくくし、自分や家族が安心して暮らせる環境をつくるのが大事です。
自治体の相談窓口へ相談する
地域によっては、自治体に防犯担当の窓口が設置されています。
家の周りをうろつく人に不安を感じる場合、自治体の相談窓口を頼るのもおすすめです。
不審者の出没について相談すると、パトロールの強化や注意喚起をしてくれる可能性があります。
匿名で相談できるケースもあるため「大ごとにしたくない」と感じている人にもおすすめです。
警察へ被害届を出す
家の周りをうろつく人の特徴が下記に当てはまる場合、直ちに警察に相談してください。
- 怪しい身なりの人物が家の周りをうろついている(マスクやサングラスをしているなど)
- イヤホンをつけて誰かと話している
- 何度も大声で怒鳴られている
- 同時にSNS上での嫌がらせを受けている
- 頻繁にインターホンを鳴らされているなど
警察は被害届を受理すると、内容に応じて加害者に警告や接触禁止命令を出してくれる可能性があります。
同時に証拠写真やビデオを提出すれば、現状を具体的に伝えやすくなるでしょう。
探偵事務所へ相談する
下記のケースに当てはまる場合は、探偵事務所への相談がおすすめです。
- 家の周りをうろつく人が誰かわからない
- 証拠が十分に揃っていない
- 裁判や損害賠償に繋がるデータが欲しい
探偵は尾行や張り込みを通じて不審者の行動を調査し、写真や報告書に使える証拠をまとめてくれます。
集めた証拠は、問題解決や損害賠償に繋がる大切な資料です。
また探偵事務所によっては、自宅周辺の防犯アドバイスをしてくれる場合もあります。
家の周りをうろつく人に心当たりがない場合、証拠が集められない場合は探偵事務所への相談も視野に入れましょう。
探偵に相談するか迷っているなら下記の記事が参考にしてください。
家の周りをうろつく人は何をしている?考えられるケースやよくある服装
家の周りをうろつく人がいる場合、考えられるケースは下記5つです。
一見スーツ姿で怪しくないように見えても、実際には犯罪の一環として「下調べ」をしている可能性もあります。
2024年には、スーツ姿の男子中学生が闇バイトで指示を受け高齢女性宅への侵入を試みたケースも報道されています。
参考:読売新聞オンライン
それぞれ特徴や対処法に目を通し、身を守るための知識として頭に入れておきましょう。
空き巣など犯罪の下見をしている
家の周りをうろつく人は、下記の内容を確認して「空き巣に入れそうか」を確認している可能性があります。
- 窓や玄関の数や施錠の仕組み
- 防犯カメラの有無
- 住人の数や出入り時間
- ポストの中身
- ゴミ捨て場の状況
- 建物の構造など
空き巣は侵入前に複数回下見を行い、家への侵入可否を判断する傾向があります。
周囲から怪しまれないよう、昼間にスーツ姿や作業服で現れるケースも多いです。
家の周りをうろつく人をよく見かける場合、空き巣に入れそうな家だと思われないよう防犯対策を強化する必要があります。
玄関には防犯カメラを設置し、不審者を警戒させましょう。
郵便物を溜め込んだり、鍵を開けっぱなしにしたりしないよう注意するのも大事です。
特定の人物を狙ってストーカーのために家の周りを徘徊している
特定の相手を狙っている人は、行動パターンを把握するため時間を変えて何度も姿を現す傾向があります。
待ち伏せや付きまといはストーカー行為の一種であり、相手にストレスを与えるのが目的のケースも少なくありません。
ストーカー行為を受けていると感じたら、安全な場所から記録を証拠として残しましょう。
安易に直接話しかけたり、抵抗したりすると逃げられてしまう可能性があります。
最悪の場合、その場で逆上され暴力行為を受けるリスクも否定できません。
防犯カメラや人感センサーを活用し「監視されている側から監視する」体制を整えるのがポイントです。
認知症により迷い込んでいる
認知症の老人が家の周りに迷い込み、ウロウロしている可能性もあります。
反対に、一見認知症の老人に見えても、実際には犯罪目的で家の周りをうろついているケースも否定できません。
普段着やパジャマ姿で特定の家をじっと見つめたり、同じ道を行き来したりする老人を見かけたら、速やかに警察へ連絡しましょう。
見た目の印象だけで決めつけず、悪い人である危険性も考慮して行動するのが大事です。
散歩や休憩の途中で立ち寄っている
家の周りをうろつく人は、単に散歩中に立ち止まっているだけの場合もあります。
散歩中にたまたまベンチや自動販売機を見つけ、休憩スポットとして活用しているケースもあるでしょう。
しかし同一人物が繰り返し現れる場合、散歩を装って家の防犯状況や住人の行動パターンを監視している可能性があります。
怪しい人物を見つけたら、自治体の相談窓口や警察に相談してください。
仕事の一環として下見や調査をしている
スーツや制服を着た下記の業者が、仕事の一環として民家周辺をうろつくケースは珍しくありません。
- 配達員・宅配業者
- 不動産関係者
- 測量や工事の作業員など
ただし、実際にはなりすまし(偽物)の可能性もあるため注意が必要です。
特に服装が下記の特徴に該当する場合、闇バイトの実行役である可能性も否定できません。
- スーツの丈が明らかに合っていない
- フードやマスクで顔を隠している
- 服装に社名やロゴが記載されていない
闇バイト:SNSや掲示板で「高収入」をうたって募集される違法行為のアルバイト
家の周りに不審な動きをする人物が何度も現れたら、会社名や目的を確認しましょう。
相手が社名や目的を名乗らない場合、その場で警察に相談してください。
家の周りをうろつく人に関する相談は探偵がおすすめ
家の周りをうろつく人の存在は、不安や恐怖を感じる原因になるでしょう。
「ただの通行人かもしれない」と思いつつも、何度も姿を見ると「いつか犯罪や嫌がらせに発展するのでは」と心配になるものです。
「家の周りをうろつく人にどう対処すればいいかわからない」と悩む方は、一度探偵に相談することをお勧めします。
探偵は尾行や張り込みを行い、不審者の正体や行動パターンを調査し、証拠を収集するプロです。
ストーカー被害などの調査も行っているため適切なアドバイスをもらえるでしょう。
調査で得られた写真や動画は、警察への通報や法的手続きを行う際に有力な証拠となります。
ただ、探偵に相談する場合は、探偵選びが重要です。
悪質な探偵に騙されないためにも下記の記事を参考にしてください。
家の周りをうろつく人に関してよくある質問
最後に、家の周りをうろつく人に関してよくある下記の質問へ回答します。
自宅周辺に怪しい車が停まっているのを見かけたらどうする?
自宅周辺で不審な車を見かけた場合、証拠を写真や動画で残しつつ、ナンバーを控えておくのが大事です。
強盗に入るため家の状況を監視したり、ストーカー行為の一環として特定の人物につきまとったりしているケースが考えられます。
写真や動画を撮影したら、日時や車内にいた人物の特徴を記録しましょう。
証拠が集まったら警察へ通報し「不審な車両がある」と伝えて相談してください。
関連記事:不審車両のナンバー検索・特定は可能?家の前をうろうろする不審な車の見分け方も解説
不審者が家の前を行ったり来たりしている時はどうするべき?
不審者が家の前を行ったり来たりしている時は、下記手順にしたがって行動してください。
- 窓やカーテンの裏側など気づかれにくい場所から様子をうかがう
- スマートフォンや防犯カメラで映像を証拠として残す
- 相手の特徴や発生日時をメモする
- 警察へ通報する
たとえ家の前をうろつく不審者を見かけても、決して自分から声をかけたり直接やり取りしたりしてはいけません。
確かな証拠を確保しつつ、安全な場所から速やかに警察へ相談しましょう。
隣人が家の周りをうろつくときはどんなとき?
隣人が家の周辺をうろつくタイミングは、主に下記などがあります。
- ゴミ出しや草むしりをしている
- 難癖をつけられるポイントを探したくて監視している
- 生活状況を探るために様子をうかがっている
- 妬みや嫉妬により気にかけられている
明らかに長時間家の周りを徘徊していたり、カーテン越しに中を覗いていたりする場合、嫌がらせ目的の可能性も否定できません。
ストレスを感じる場合は、建物の管理会社や自治体の相談窓口へ相談しましょう。
関連記事:隣人のその行動、ストーカーかも?判別する方法と対策を徹底解説
不審者が出没しやすい場所はどこ?
不審者が出没しやすい場所は「人目が少なく死角が多いところ」です。
具体例は下記などがあり、夜になると不審者が現れるリスクがさらに上がります。
- 住宅街・繁華街の裏道
- 駐車場
- マンションのエントランス付近
- 街灯が少ない路地など
また住宅街の中でも、空き家が多いビルや夜に明かりが灯らない建物の周辺は不審者に狙われやすいです。
家の不審者対策を考えるときは、設備だけでなく住む場所の人通りや周囲の環境にも目を配りましょう。
家の周りをうろつく人についてのまとめ
家の周りをうろつく人が怪しいと感じたら、まず安全な場所から証拠を集めてください。
写真や動画で証拠を残しつつ、家族や近隣住民に知らせて注意喚起をしましょう。
家の周りをうろつく人は、空き巣やストーカー行為目的で下調べをしている可能性もあります。
「本当に不審者なのか、それとも散歩中の人なのか」判断に迷っている方は、まずAI診断で客観的に危険度を評価しましょう。
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