ストーカーが諦める時はいつ?犯人特定・証拠収集につながる対策マニュアルと相談先

ストーカーによるつきまといや嫌がらせに悩んでいませんか?
被害を長引かせないためには、加害者がいつ諦めるのかを知り、適切な対策を取るのが大事です。
複数人が同一のターゲットに対して行う集団ストーカーの場合も、対策に加えて相談先を知っておく必要があります。
本記事では、ストーカーが諦めるタイミングをタイプ別に紹介します。
犯人の特定や証拠収集につながる実践的な対策マニュアルにも目をとおし、適切な相談先を見つけてください。
関連記事:集団ストーカーに家の中の行動まで監視されている?自分や家族の身を守る対策
ストーカーが諦める時はいつ?タイプ別の特徴も解説
ストーカーとは「特定の人物に対して執拗につきまといや嫌がらせを繰り返す人」を指します。
対して集団ストーカーとは、複数人が組織的に連携し、特定の人物に対して監視や嫌がらせを繰り返す行為です。
ストーカーや集団ストーカーは、主に下記5種のタイプが存在します。
ストーカーのタイプ | 特徴 |
親密追求型 ストーカー | ・恋愛感情や親密な関係を築きたい欲求から特定の相手をつきまとう ・好意が拒否されても受け入れられず、しつこく接触を試みる |
憎悪型 ストーカー | ・被害者への恨みや敵意から嫌がらせを繰り返す ・誹謗中傷や暴言、脅迫など攻撃的な行動が目立つ |
拒絶型 ストーカー | ・元交際相手や配偶者など、関係を断たれた相手に執着してストーカーになる ・別れを受け入れられず、復縁を迫ったり関係継続を強要する |
無自覚型 ストーカー | ・社会的スキルや対人関係が乏しく、正しいアプローチができないため一方的に好意を示す ・相手の迷惑を理解できないタイプが多い |
略奪型 ストーカー | ・交際相手や配偶者から相手を奪い取りたい欲求から行動する ・相手の意思を無視して強引に迫る特徴がある |
言葉にすると同じストーカーであっても、諦めるタイミングはそれぞれ異なります。
タイプ別の諦めるタイミングに目を通し、つきまといや嫌がらせなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
参考:ストーカーおよび DV 加害の背景要因に関する調査研究
親密追求型ストーカー|相手との関係を完全に諦めたとき
親密追求型ストーカーは「相手と恋愛関係や親密な関係を築きたい」という欲求が強いです。
相手に拒絶されても受け入れられず、しつこく接触を試み続ける傾向があります。
親密追求型ストーカーが諦めるのは、相手が一切応じないことを徹底して示し、関係の可能性が完全にないと理解したときです。
変に優しく対応してしまうと「少しでも脈があるのでは」と誤解しやすいため逆効果となってしまいます。
毅然として「関わりたくない」と拒否の姿勢を保ちつつ、LINEや電話を含めて一切の接触を断ち切りましょう。
憎悪型ストーカー|怒りの対象が他へ移ったとき
憎悪型ストーカーは、相手に強い恨みや怒りを抱き、それを晴らす手段として嫌がらせやつきまといを続けるタイプです。
被害者を苦しめること自体が目的となっているため、拒否反応を示してもなかなか行為をやめません。
憎悪型ストーカーが諦めるのは、加害者の怒りの矛先そのものが別の対象(人)に移ったときです。
別の人物に対して恨みを抱いた時、突然自分に対する被害がなくなるケースも珍しくありません。
ただし、憎悪型ストーカーによる被害を放置すると、誹謗中傷や器物破損などのトラブルに発展するリスクがあります。
日常生活に支障が出ている場合、警察や探偵への相談がおすすめです。
拒絶型ストーカー|相手からの拒絶を明確に認識したとき
拒絶型ストーカーは、交際相手や配偶者などに関係を断たれた後、復縁や関係修復を望み続けるタイプです。
たとえLINEやインスタなどSNSのアカウントをブロックしても、待ち伏せやつきまとい行為をしてくる傾向があります。
拒絶型ストーカーが諦めるのは、相手からの拒絶を「完全かつ明確に認識」したときです。
相手に対する「拒否の姿勢」を保ちつつ、生活ルートやSNSアカウントのIDを変えるなど徹底的な対策をしましょう。
しかし、拒絶型ストーカーは相手の反応に対して自分に都合よく解釈しがちです。
ストーカー行為に対して煽りの姿勢を見せたり、同情して返信したりといった行為は逆に執着を強める危険があります。
警察や探偵への相談も視野に入れつつ、相手に「もう関わるのは無駄だ」と認識させるのが大事です。
無自覚型ストーカー|自信を失い関心が薄れたとき
無自覚型ストーカーは、コミュニケーションスキルや社会性の乏しさから相手に「間違った方法でのアプローチ」をするタイプです。
相手の迷惑や拒絶のサインを理解できず、独りよがりに好意を示し続ける行動を繰り返します。
たとえ見知らぬ人でも、自分勝手な思い込みや好奇心をもとにストーカー行為をするケースもあります。
無自覚型ストーカーが諦めるタイミングは「自分じゃダメなんだ」と自信を失ったときです。
つきまといや接触など自分の行為が通用しないと自覚させられると、自信を失い関心が次第に薄れていきます。
本人が「ストーカーを続けてもメリットがない、報われない」と理解したとき、やがて行動そのものをやめるでしょう。
略奪型ストーカー|興味の対象が他に移ったとき
略奪型ストーカーは、既に交際相手や配偶者がいる人物を「奪いたい」という欲望から行動するタイプです。
相手の意思を無視して強引に迫る特徴があり、興味関心が続く限り執拗につきまといます。
略奪型ストーカーが諦めるのは、憎悪型ストーカーと同様に「興味の対象が他に移ったとき」です。
新たに魅力的な相手を見つけたら、ある日突然執着の対象を変えるケースも珍しくありません。
しかし、相手の興味の対象が変わるのをただ待っているのは危険です。
警察や探偵へ相談している事実を伝えれば、相手に「リスクが大きい」と思わせられます。
相手を「拒絶する」より「ストーカーを辞めないと社会的に危なくなる」状態に追い込むのが大事です。
ストーカー/集団ストーカー対策マニュアル
ストーカーや集団ストーカーには、下記の対策が役立ちます。
被害を抑えるために、今すぐにできる対策に目を通しましょう。
過去にストーカー被害にあった経験がある方も、今後の対策として役立ててください。
過剰に反応せず無視の姿勢を保つ
ストーカーや集団ストーカーに対しては、無視の姿勢を保つのが鉄則です。
過剰な反応を示すと相手を刺激してしまい、さらに行為がエスカレートする危険があります。
また相手に対して恐怖や怒りを見せると「関心を持たれている」と誤解させてしまうため、冷静に無視の姿勢を貫いてください。
SNSのコメントやメッセージにも返信せず、直接の接触があっても毅然とした態度で対応しましょう。
反応を期待している相手に「ストーカーしても意味がない」と思わせると、行動をやめる可能性が高まります。
ストーカーに効く言葉・嫌がる行動を意図的に放つ
ストーカーは相手の弱さや曖昧な態度に付け込む傾向があります。
「困っている」「どうしたらいいかわからない」などの姿勢ではなく、下記の言葉や行動で対処しましょう。
男性ストーカー に効く言葉 | ・あなたとは二度と会いません ・連絡を取る気は一切ありません ・これ以上続けるなら警察に相談します |
女性ストーカー に効く言葉 | ・あなたの行為に迷惑しています ・これ以上続けるなら法的処置を取ります ・あなたと関わる気は一切ありません |
相手に「自分の行為は歓迎されていない」と強く意識させると、心理的な抑止力となります。
「警察や弁護士に相談している」など、相手に第三者の介入を伝えるのも効果的です。
関連記事:ストーカー女の特徴・心理とは|しつこい女性ストーカーに効く言葉と行動
個人情報の流出に注意する
ストーカーや集団ストーカーは、下記のような情報を利用してターゲットに接近してきます。
- 住所
- 勤務先
- 車種・ナンバー
- 家族構成
- 親しい友人
- よく行く場所など
特にSNS上での何気ない投稿や、インスタなどのアプリを使った位置情報の共有は大変危険です。
写真に写り込んだ風景や持ち物がわかってしまうと、ストーカーに居場所を特定されるリスクがあります。
ストーカー被害を防ぐためにも、SNSアカウントを鍵付きにするなど情報の公開範囲を見直しましょう。
またフードデリバリーや通販のタグを捨てるときは、個人情報がわかる部分を塗りつぶしたり、細断したりといった対策をしてください。
個人情報を守ることが、そもそもの被害を未然に防ぐ大きな鍵となります。
関連記事:晒されてるか調べるにはどうする?SNSや掲示板の個人情報晒しを見つける5つの方法
夜間に一人で出歩くのを控える
ストーカー被害は、周囲に人が少なく監視の目が届きにくい夜間に起こりやすい傾向があります。
特に女性の場合、人気のない場所で突然ストーカーに襲われるリスクも否定できません。
帰宅や外出の際は一人で暗い道を歩かず、できるだけ明るい大通りや人通りのあるルートを選ぶのが大事です。
残業や夜勤でやむを得ず遅い時間に出歩く場合、防犯ブザーやライトを持ち歩くと不審者対策にも繋がります。
心配な方は、家族や友人に移動予定やシフトを共有しておきましょう。
対策グッズを用意する
ストーカーや集団ストーカー被害の対策として、下記のアイテムを揃えておくのもおすすめです。
道具名 | 目的 |
防犯ブザー | 大きな音で周囲に異常を知らせ、相手をひるませる |
防犯カメラ (ダミー防犯カメラ) | ・ストーカーによる犯行を記録または抑止する ・ダミーでも「監視されている」と思わせる効果がある |
人感センサー 付きライト | 人の動きを感知して自動で点灯し、不審者を威嚇する |
遮光カーテン | 室内を外から見えにくくし、生活の状況を知られるリスクを減らす |
盗聴器発見器 | 部屋や車に仕掛けられた盗聴器を探知し、個人情報の漏洩を防ぐ |
ボイスレコーダー | ストーカーからの脅迫や嫌がらせの証拠を音声で残す |
ストーカーの犯人が誰かわからないときには、防犯カメラやボイスレコーダーを優先的に準備するのがおすすめです。
集めた証拠は、警察や探偵事務所への依頼時に活用できます。
ストーカー行為の証拠を集める
ストーカー被害の解決や犯人の特定には、明確な証拠が必要不可欠です。
下記の証拠を集められる場合、録音や録画で残しておきましょう。
- つきまといの様子
- 無言電話
- SNSでの執拗なメッセージなど
ストーカー被害を受けている証拠があれば、警察への相談時に具体的な被害状況を伝えやすくなります。
明らかな誹謗中傷を含む場合など、ケースによっては加害者への法的措置を取りやすくなるでしょう。
ストーカー被害の他にも被害を感じる時は嫌がらせ対策診断をご活用ください。
ストーカー被害を受けたときの相談先の選び方
ストーカー被害を受けたときは、状況に応じて下記の場所に相談してください。
ストーカー被害に悩まされている方は、自分の現状に近しいパターンを見つけて適切な相談先を選びましょう。
ストーカー被害が軽微なとき|ストーカー相談窓口へ連絡する
ストーカー被害が下記に該当する場合、自治体に設置されているストーカー相談窓口への連絡がおすすめです。
- 特定人物からのしつこい連絡が続いている
- 家の周辺で不審な気配を感じる
- 見知らぬ人物から頻繁に後をつけられている気がする
ストーカー相談窓口へ相談すると、自分が受けている被害の深刻さを客観的に判断してもらえます。
また早い段階でストーカー相談窓口に連絡しておくと、被害が深刻化した際に警察が動きやすくなります。
日常生活における小さな違和感や不安を軽視せず、まずは窓口に連絡して現状を共有しましょう。
悪質なストーカー行為があり、証拠も揃っているとき|警察へ通報する
ストーカー被害が下記に該当する場合、迷わず早急に警察に相談してください。
- 相手に待ち伏せをされた
- 脅迫めいた言葉を投げかけられた
- 無断で自宅に押しかけられた
日本には、全国どこからでも警察に相談できる「警察相談専用電話」があります。
「♯9110」に電話をかけると、かけた地域を管轄する警察本部の相談窓口に繋がります。
警察に相談するときは、証拠となる写真や録音を揃えて提示しましょう。
ストーカー規制法や迷惑防止条例に違反する場合、警告や禁止命令を出してもらえます。
※ストーカー規制法:特定の人物への執拗なつきまといや嫌がらせを取り締まる法律
※迷惑防止条例:幅広い日常的な迷惑行為やつきまといを規制する地域のルール
悪質なケースの場合、犯人をその場で現行犯逮捕してくれる可能性もあります。
証拠を集めて警察に提示し、悪質なストーカーから自分の命を守る意識が大事です。
参考:警視庁ホームページ
ストーカー被害に遭っているが、証拠がないとき|探偵事務所へ相談する
ストーカー被害が下記の状況に該当する場合、探偵事務所への相談がおすすめです。
- ストーカーの犯人が誰かわからない
- インターホンが鳴るが誰もいない
- 何故か周りに生活やスケジュールを把握されている
- 家の中で誰かに見られているような気がする
- ストーカー被害を受けたが証拠を集められなかった
ストーカー被害を感じているものの「証拠がないから警察に動いてもらえないのでは?」と不安に感じる方は少なくありません。
特にストーカーの証拠がない場合や、犯人に関する情報が少なすぎる場合、警察もなかなか動いてくれない可能性があります。
探偵は尾行や監視のプロであり、ストーカー行為の写真や映像など証拠そのものを収集し、犯人を特定してくれます。
集めた証拠は後に警察や弁護士に相談する際、加害者を法的に追い詰めるための決め手となる資料です。
ストーカー行為を警察に相談するのが不安な方は、まず探偵事務所へ状況を伝えましょう。
関連記事:集団ストーカーに家の中の行動まで監視されている?自分や家族の身を守る対策
ストーカーによる嫌がらせトラブル解決は「日本総合調査事務所」におまかせ
ストーカーや集団ストーカーによる嫌がらせやトラブルに悩んでいる方は、日本総合調査事務所にご相談ください。
プロの探偵がストーカー行為を客観的に調査・記録し、法的に有効な証拠を収集して犯人を特定します。
証拠収集や犯人特定だけでなく、警察や弁護士と連携して被害解決や訴訟を起こす際のサポートも可能です。
完全無料で匿名相談にも対応しているため、周りに知られず探偵へ相談や調査を依頼できます。
電話・メール・LINEいずれの方法でもお問い合わせ可能ですので、ストーカー被害に関するお悩みを遠慮なくご相談ください。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
ストーカーが諦める時に関してよくある質問
最後に、ストーカーが諦める時に関してよくある下記の質問へ回答します。
ストーカーを無視し続けるのは危険?
ストーカーの無視は対策の一つであるものの、必ずしも安全とは限りません。
場合によっては相手を「なぜ返事がないのか」と逆上させ、行為がエスカレートしてしまうリスクもあります。
相手に「これ以上関わると自分が捕まる」と認識させるためには、無視と同時に警察や探偵事務所への相談が必要です。
ストーカー被害を軽視したり、自力で解決したりしようとせず、証拠集めや調査のプロに依頼して解決への糸口を見つけましょう。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
ストーカーから逃げる方法はある?
ストーカーから逃げるためには、下記の対策がおすすめです。
- 通勤・通学ルートや日々のルーティンを変える
- 夜間の単独行動を避ける
- SNSアカウントの公開範囲を変える
- 自宅周辺に防犯カメラやセンサーライトを設置する
- 信頼できる友人や家族にスケジュールや移動予定を共有する
- 友人宅や実家など安全な場所へ一時的に身を寄せる
しかし、ストーカーに怯える生活を続けていると、日常生活への支障やストレスの原因になりかねないのも事実です。
安全対策を講じることは大切ですが、根本的な解決にはつながりません。
相手を諦めさせ、二度と同じ被害に遭わないためには、警察や探偵事務所へ相談するのが大事です。
ストーカーから逃げ続けるのではなく、一時的な対処と同時に確かな証拠を集めましょう。
集団ストーカー問題を解決した人はいる?
集団ストーカー問題は、主に下記のタイミングで収束に向かう傾向があります。
- 短期間に集中して行われ被害者が反応を起こしたとき
- 目標を達成したとき
- 興味関心が薄れた(別の人に移った)とき
共通点は「自然に消滅しやすい」点にあり、ケースによっては気づかない可能性もあります。
反対に被害者が追い詰められるまで長期間続き、心身に異常をきたしてしまうケースも少なくありません。
近年では、多くの人における集団ストーカー問題への社会的関心は高まりつつあります。
広島県厚木市では、集団ストーカー犯罪被害防止の法整備を目的とした陳情が議会へ提出されています。
集団ストーカーには一人で立ち向かわず、警察や探偵へ相談して問題解決を目指すのが大事です。
無理に相手を刺激したり、ただ怯えて逃げ続けたりせず、調査や対処のプロがいる機関へ相談してください。
参考:厚木市公式サイト「【陳情第3号】集団ストーカー犯罪被害防止の法整備を求める意見書を国に提出することを求める陳情」
ストーカーが諦める時のまとめ
ストーカーがつきまといや嫌がらせを諦めるタイミングは、タイプによって大きく異なります。
相手の意図や目的に合った対策を取らないと、かえって被害が増大する危険性があります。
特に犯人が誰か、何人かわからない場合、一人で対策し続けるのは大変危険です。
ストーカー被害に悩んでいる方は、日本総合調査事務所へご相談ください。
プロの探偵がストーカー被害の証拠を収集し、犯人特定や問題解決に向けた取り組みをサポートします。
日本総合調査事務所では、ストーカー被害に関する相談を24時間・365日無料で受け付けています。
電話・メール・LINEいずれかの方法でお気軽にお問い合わせください。
※探偵業法にもとづき、違法性のある調査や犯罪への加担はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。