ストーカー被害の証拠になるものまとめ|集め方・証拠不十分なときの対処法まで解説
ストーカー被害を警察に相談しに行っても「証拠がなければ動けない」と言われることがあります。
証拠があるかどうかで、警察が動けるか、弁護士が取れる手段はなにかがまったく変わるからです。
この記事では、ストーカー被害で証拠として使えるものの一覧とその集め方、証拠が足りないときの対処法を解説します。
証拠を集めてストーカーにおびえる日々を脱却したい方はお読みください。
ストーカー被害を解決するのに「証拠」が必要な理由
「怖い」「不安だ」というあなたの感覚だけでは、なかなか警察や弁護士が動くことはできません。
なぜ証拠が必要なのか、証拠が揃うと何ができるのかを理解しておきましょう。
順に詳しく解説します。
証拠によって警察・弁護士が取れる措置が変わる
ストーカー規制法が適用されるには、恋愛感情や好意、あるいはそれが拒絶されたことへの怨恨を動機とした行為であることが前提で、さらに繰り返し行われているという事実が必要です。
証拠は、その繰り返された事実を裏付けるために必要となります。
「1回だけ会いに来た」「メッセージが1件届いた」だけでは動いてもらいにくいのはこのためです。
弁護士も同様です。
接近禁止命令の申立て・損害賠償請求・刑事告訴、どの手続きも事実を示せる証拠があると進みやすくなります。
証拠は警告・逮捕・訴訟、つまり「根本解決」に使える材料になる
証拠が積み上がると、以下のように取れる手段が一気に広がります。
- 警告申請:警察が加害者に「続ければ逮捕する」と直接警告を出せる
- 接近禁止命令:裁判所の民事上の接触禁止仮処分やストーカー規制法上の禁止命令で自宅・職場への接近を禁止できる
- 被害届の提出:刑事事件として立件され、逮捕・起訴につながる
- 損害賠償・慰謝料請求:弁護士を通じて相手に金銭的な責任を取らせられる
根本解決には、「証拠」を集めるのが必須といえるのです。
ストーカー被害の証拠になるもの
どんなものがストーカー被害の証拠になるのかを整理しました。
それぞれが証拠として使える理由や、具体的に何が証拠として役立つかを解説します。
日時・場所・状況を記録した被害日記・メモ
被害を記録した日記やメモは、いつから、どのくらいの頻度で被害が続いているかを示せます。
拒絶したにもかかわらず相手がストーカーを続けた記録も残しておけば、「嫌がっているのに止まらなかった」という事実を補強することが可能です。
単独では弱い証拠ですが、写真やメッセージと組み合わせると「ずっと被害が続いていた」という全体像を伝えやすくなります。
つきまとい・待ち伏せの写真・動画
証拠の中でも非常に強いのが写真や動画です。
スマホで撮影すると日時と場所のデータが自動で記録されるため、「この日時にここにこの人がいた」事実をそのまま示せます。
相手が「やっていない」と言っても映像で覆すことが可能です。
また、複数日・複数箇所の写真があれば「繰り返し現れている」という事実を示せます。
LINE・メール・SNSのメッセージ・着信履歴
相手から一方的に来たメッセージや着信は、接触を繰り返してきた記録になります。
「会いたい」「見ている」「どこにいるかわかっている」といった内容が含まれていれば、ストーカー規制法の要件に当てはまる可能性があります。
着信履歴は何十回もかけてきた「しつこさ」の証明にもなります。
手紙・贈り物など相手から届いたもの
手紙・贈り物など相手から届いたものも証拠として有効です。
封筒や梱包材に指紋・DNAが残っていることがあります。
素手で触れていなければ、送り主が誰かわかるかもしれません。
さらに内容が脅迫的であれば、それだけで警察が動きやすくなります。
第三者の目撃証言
自分の訴えだけより、第三者に「あのとき見た」と言ってもらえると証拠の重みが変わります。
事件と無関係な通行人や店員・管理人の証言はとくに効力があり、「でっち上げだ」という反論を封じられる可能性が高いです。
さらに、同じ状況を複数人が証言していればさらに証拠として強くなります。
防犯カメラの映像
防犯カメラの映像は改ざんや記憶違いが難しいため、信頼性の高い証拠のひとつです。
自宅前や職場周辺の複数のカメラに同じ人物が繰り返し映っていれば、「あなたを狙って来ていた」ことを示せます。
また、何時間も同じ場所に映っていれば、待ち伏せしていたことの証明にもなります。
近くの商業施設やコンビニのカメラも含め、複数箇所から映像が揃うほど証拠としての効力が強くなりやすいです。
自分でできるストーカーの証拠の集め方
何が証拠になるかがわかったら、次は集め方です。
手順を間違えると証拠が使えなくなることがあるため、しっかり確認しておきましょう。
- スマホで相手の行動を撮影・録音する
- 防犯カメラを設置して待ち伏せ・つきまとい行為を映像として残す
- LINE・メール・SNSのメッセージと着信履歴をスクリーンショットで保存する
- 手紙・贈り物は素手で触らず袋に入れて保管する
- 被害の日時・場所・状況をメモに書き残す
- 目撃していた第三者に証言を得る
詳しく解説します。
スマホで相手の行動を撮影・録音する
「自室から待ち伏せしている車が見える」など、相手に気づかれるリスクが低いならその現場をスマホで撮影・録音しましょう。
押さえておきたい情報をまとめました。
- 相手の顔やその場所がわかる周囲の景色
- 相手の車のナンバープレートと車種・色
- 待ち伏せしている様子
注意点として相手に撮影したことを気づかれると、逆上して暴行などの行為に発展するリスクがあります。
少しでも相手にバレる可能性があり、自分の安全が確保できないなら無理に撮ろうとしないでください。
防犯カメラを設置して待ち伏せ・つきまとい行為を映像として残す
防犯カメラを自宅の玄関や駐車場など相手が現れやすい場所に設置すると、不審な行動を自動で記録できます。
設置自体が相手への抑止になるのもポイントです。
また設置後には、日時設定が正しいか確認してください。
映像の日時がずれていると「この日時に相手がいた」という証拠として使いにくくなってしまいます。
LINE・メール・SNSのメッセージと着信履歴をスクリーンショットで保存する
LINEやメール・SNSで届いたメッセージや着信履歴は、気づいた時点ですぐにスクリーンショットで保存しましょう。
送信の取消やアカウント削除で消えてしまうと取り戻せません。
保存するときは送信者名・日時・内容がすべて確認できるよう画面全体を撮ってください。
一部だけ切り取った画像は改ざんを疑われるリスクがあります。
手紙・贈り物は素手で触らず袋に入れて保管する
相手から不審な手紙や贈り物が届いているケースでは、ポストから取り出す時点から手袋をつけ、封筒と中身をそれぞれ別のビニール袋に入れて保管してください。
ただし、最初は不審だと思わず素手で触れてしまうのはやむを得ません。
次に届いたものからこの方法で保存しましょう。
あわせていつ届いたか・保管場所もメモしておくと、証拠としての効力が上がります。
被害の日時・場所・状況をメモに書き残す
ストーカー被害があったら、その日のうちにメモに書いてください。
人間の記憶は時間が経つとあいまいになってしまうので、すぐに記録として残しておくのがポイントです。
証拠としての効力をもつよう、「日時」「場所」「状況」を3点セットで必ず記録しましょう。
目撃していた第三者に証言を得る
目撃者の証言は、被害の事実を裏付ける証拠のひとつになります。
ストーカーの現場を第三者が目撃していた場合は、可能であれば連絡先を聞いておきましょう。
「後で話を聞かせてもらえますか」と伝えておくだけでも構いません。
必要になった場合は、弁護士に相談して目撃者に陳述書を作成してもらうこともできます。
ストーカーの証拠が足りないときの対処法
証拠が揃っていなくても、今すぐ動ける対処法が2つあります。
詳しく見ていきましょう。
証拠不十分でも警察に相談記録を残しておく
証拠がなくても警察への相談自体はできます。
たしかに、証拠なしでは警察が動いてくれないケースがほとんどで、根本解決には至りません。
しかし、相談のたびに「ずっと被害を訴えていた事実」が記録として残ります。
後から証拠が揃ったときに、その記録があると警察にすぐ動いてもらえる可能性が高いです。
証拠不十分でも、まずは一度相談して相談記録を残しておくことをおすすめします。
自分で集めにくい証拠は探偵に依頼して集める
自分で以下のような証拠を集めようとすると壁にぶつかりがちです。
- 相手に気づかれずに写真や動画を撮ること
- 相手の住所や行動パターンなど身元に関わる情報を集めること
- 複数の日時・場所にわたるつきまといの記録を取ること
相手に気づかれ、証拠を消されたり姿をくらましたりするケースは少なくありません。
最悪、身の危険が生じるケースもあります。
探偵に任せれば、尾行・張り込み・身元調査などで相手にバレずに証拠を積み上げられます。
当社「日本総合調査事務所」も、相手にバレない完全ステルス調査のプロフェッショナルです。
ストーカー被害の証拠集めは、当社にお任せください。
24時間365日、いつでも無料で相談を受け付けています。
ストーカー被害の証拠に関するよくある質問
ストーカー被害の証拠についてのよくある質問と、その回答をまとめました。
Q:ネットストーカーの証拠はどう集めればよいですか?
A. 相手がアカウントを削除しても保存済みのデータは証拠として残るので、以下をすぐにスクリーンショットで保存してください。
- SNSのメッセージ・DM:送信者名・日時・内容が確認できる画面全体
- 掲示板・ブログへの書き込み:URLと投稿日時ごとスクリーンショット
- メール:送信者アドレス・日時・本文が確認できる形で保存
- 着信・不審な電話番号:番号と日時をスクリーンショットで
匿名のストーカーで相手を特定したい場合は、弁護士を通じた「発信者情報開示請求」が選択肢になります。
Q:集団ストーカーの証拠を集めるにはどうすればよいですか?
A. 集団ストーカーの証拠集めは、すぐ探偵へ依頼することをおすすめします。
複数人が交代で動く集団ストーカーでは、特定の人物の証拠を収めるのが難しいです。
できる限りの被害の記録は続けつつも、具体的な証拠の収集は探偵に任せましょう。
集団ストーカーの手口や解決策については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:集団ストーカーとは?警察は動いてくれる?巧妙な手口・解決策を解説
ストーカー被害の証拠まとめ
ストーカー被害の解決は「証拠の積み上げ」がスタート地点です。
日記や写真・メッセージ・手紙・目撃証言など、単独では弱い「証拠」も積み重なるほど警察・弁護士が動いてくれる可能性が上がり、根本解決も近づきます。
当社「日本総合調査事務所」では、ストーカー被害の証拠収集や、警察・弁護士への相談に使える法的に有効な報告書作成まで一括して対応しています。
「自分で証拠を集めるのが大変」「逆上されるのが怖くて証拠集めに踏み切れない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。